立て掛け収納

立て掛け収納を作ってみた。

この扉、実は開かずの扉で、使っていない。
そこで、この凹みを利用して、立て掛け収納を作ってみる。

開かずの扉

立て掛け収納と言っても、たいした工作をするわけではなく、単に、紐や、ワイヤーや、ロープなどを横に渡すだけ。(^^;

さて、横に渡すモノを何にするか。
例によって、がらくた箱をひっくり返して探したところ、こんなものを見つけた。
これは自転車のチェーンで、5年ほど前にチェーンを交換した時に取り外したもの。
だいぶ錆びているけど、まぁヨシと言う事で、これを使う事にする。

自転車のチェーン

チェーンを、チェーン・カッターで適当な長さに切る。
「切る」と言っても、チェーン・カッターでピンを押し出して抜き、切り離す。

適当な長さに切る 適当な長さに切る 適当な長さに切る

チェーンを引っ掛けるためのヒートンを準備する。
手元にあるヒートンは、輪の部分が閉じているタイプなので、ペンチを使って少し開く。

ヒートンを準備

ヒートンを柱に取り付ける。

ヒートンを柱に取り付ける

チェーンを張る。

チェーンを張る

収納物を立て掛けてみる。
チェーンは、横方向(この写真で言うと、手前側と向こう側)へのたわみが少ないので、少々張りが緩くても大丈夫。いい感じだ。

収納物を立て掛けてみる

完成!

完成!

これでヨシ!

戦場の人間学

「戦場の人間学」を読んだ。



平和ボケしている日本では「戦場の絆」という感覚はない。
もちろん ずんべ も、自衛隊員になった事も戦場に赴いた事もないので、本当の「戦場の絆」は知る由もないが、死を掛けて戦う仲間同士にしかわからない絆があるのだと思う。
この書籍の著者の様に戦場に行きたいとは微塵も思わないし、人と戦いなどとは微塵も思わないが、仲間を信じ、そして信じた仲間と戦うという感覚は、仕事の世界でも持ってみたいと思う。

海賊とよばれた男

「海賊とよばれた男」を読んだ。



会社を立ち上げ、立ちはだかる様々なトラブルを乗り越えながら、会社を大きくしていく物語。
ずんべ も(一応)会社の社長であるが、をいろいろ考えさせられる作品だった。

【国のために】
「国」というものは、会社にしても、自分自身にしても、運営、生活する上で必要な、重要なプラットホームなのであるが、正直、「国のために」などとは考えた事がなかった。
どちらかと言うと、「国は税金を取っていく悪者」というイメージが強い。
もちろん、国を運営するためには税金が必要で、それを支払う事に異存はないが、やはり「税金は1円でも高い」というイメージは拭えない。
税金がすべてではないけれど、なかなか「国のために」という意識では働けない。
しかし、重要なプラットホームであるという事は再認識できた。

【従業員を守る】
会社として、雇い入れた従業員を守る事は当然だと思う。
しかし、会社の経営が苦しい状況で、乞食になる覚悟をしてまで、私財を投げ打って行動できるかと言うと、なかなかできないだろう。

【さまざまなアイデア】
油を売るために、品質を上げるために、様々なアイデアを凝らす。
脱法に近いアイデアもあったけれど、商品を販売するために、様々なアイデアを凝らさなければならないという事を再認識した。

いろいろ考えていかなければいけないな。

宇宙の中心

宇宙の中心はどこにあるのだろうか。

宇宙の中心

以前に「光は減速する」でちらっと書いたこれ。

全天360度の恒星を観測し、赤方偏移の状況を調査すれば、どこが宇宙の中心かわかりそうなものである

今回は、これを深掘りしてみる。

宇宙はビッグバンから始まり、膨張し続けていると言われている。

ビッグバン

ずんべ はビッグバン宇宙論を信じておらず、赤方偏移は光が減速する事によって発生しているのではないかと考えているが、ここでは、話を分かりやすくするため、ビッグバン宇宙論における宇宙の膨張と、それに伴う赤方偏移が発生しているという前提で以下に考えを述べる。

宇宙が膨張している事は、地球に届く光が赤方偏移している事が根拠のひとつとされている。
膨張によって光は引き伸ばされ、波長が長くなるため、観測者に届く光は赤方偏移しているというものだ。

赤方偏移

今でも宇宙は膨張を続けているとされているので、当然の事ながら、観測者(地球上の我々)と光源(恒星)との距離が遠ければ遠いほど、より赤方偏移は強くなる。
すなわち、全天360度の方向にある恒星からの光の赤方偏移を観測すれば、地球が宇宙のどこに存在しているかがわかるはずだ。

たとえば、仮に、地球が宇宙の中心にあるならば、すなわち、ビッグバンが起こったその位置に地球があるならば、360度どの方向の光であっても、赤方偏移の度合いは同じである。

地球が宇宙に中心にある

地球が宇宙の中心にない場合、観測する角度によって、赤方偏移の度合いは異なるはずだ。

地球が宇宙に中心にない

この図では、地球から見て左方向は赤方偏移の度合いが小さく、右方向は赤方偏移の度合いが大きい。
特に地球は、宇宙の膨張に伴って、地球自身も左方向に移動しているので、左方向と右方向の赤方偏移の度合いの差は顕著に出るはずだ。
この赤方偏移の差から、宇宙における地球の位置がわかるのではないだろうか。
同様に、宇宙の中心もわかるのではないだろうか。

我が地球は、銀河系の片隅にあると言われている(どうやって調べたのかは知らないが)。
森の中に居て、森の中の自分の位置を知る事は難しい。
しかし、森の中に居て、星を見上げれば、自分の位置を知る事ができるはずだ。
銀河系の中の地球の位置を知るよりも、宇宙の中の地球の位置を知る方が、はるかに簡単ではないだろうか。

宇宙の中心が分かれば、それだけでも宇宙への理解は深まるのではないだろうか。
残念な事に、ずんべ は遠くの恒星を観測できる機器も、赤方偏移を観測できる機器も持っていないが、宇宙物理学者の皆さま、是非、宇宙の中心を解析してほしい。

光は減速する

宇宙は膨張していると言われている。

光は減速する

宇宙は火の玉から始まって、大爆発を起こし、膨張しながら冷却されて現在に至り、今現在でも宇宙は膨張を続けているというビッグバン宇宙論である。
これは本当だろうか。

ビッグバン宇宙論の根拠は様々出されているが、その中に「光が赤方偏移している」という根拠がある。
宇宙は膨張しているから、空間が引き伸ばされ、結果、赤方遷移が発生するという理屈である。

たとえば、観測者が10億光年彼方の恒星を観測していたとする。
赤色の波は光の波長である。

10億光年

「宇宙が膨張している」と考えた場合、観測者が見ている光は10億年前の光であるが、観測者と恒星の間の空間は、光が恒星から観測者に届くまでの間に宇宙の膨張によって引き伸ばされるため、同じ10億年前の光であっても距離が伸び、同時に波長が引き伸ばされ、最初に光が発せられた状態より長波になる。
結果、赤方偏移となる。

宇宙が膨張している

という理屈である。

この理屈はわからないでもないけれど、ずんべ は、どうにも納得できない。
宇宙のすべての質量がひとつの火の玉に凝縮されている状態は想像できない(ずんべ の頭が悪いだけかもしれないが...)し、全天360度の恒星を観測し、赤方偏移の状況を調査すれば、どこが宇宙の中心かわかりそうなものであるが、それも分かっていない。
ビックバン宇宙論は強引すぎる気がする。

さて、前述のビックバン宇宙論における赤方偏移が発生する理屈は、光の速度が一定(約30万キロメートル/秒)で変化しないと考えた場合である。
ずんべ は「光は減速する」のではないかと考えている。
地球のスケールや、太陽系のスケール、銀河系のスケール程度の「小さいものさし」では、光の速度の変化は計測できるほどではないのだが、10億光年という「大きいものさし」であれば、速度の変化が計測できるのではないかと考えている。

「光が減速している」と考えた場合、恒星から発せられた光は、観測者に届くまでに徐々に減速し、その減速によって単一時間に光が進める距離が短くなっていく(減速しているのだから、当然、到達できる距離は短くなる)。逆に言うと、ひとつの波を構成する距離が長くなる、すなわち減速に伴って、より長波に変化していくという事である。ビッグバン宇宙論で言う「膨張によって空間が引き伸ばされている」と同じ状態になる。
結果、赤方偏移となる。

光が減速している

また、遠い恒星ほど、届く光の速度はどんどん減速して遅くなるので赤方偏移も大きくなり、より遠くにあるように見える。すなわち、ビッグバン宇宙論で言うところの「宇宙の膨張は加速している」様に見えるという点でも現在の観測結果とも一致する。

宇宙は本当に膨張しているのだろうか。

宇宙は不思議がいっぱいだ。

吸盤を修理

アクションカメラを車に固定して使う吸盤アタッチメントが、バラバラになってしまった。(T_T)

バラバラになってしまった

レバーの部分のポッチが折れてしまったようだ。

レバーのポッチが折れている

Aliexpressで購入した100円しない商品なので、買い直してもいいのだけれど、そこはビンボー人ずんべ、修理をトライしてみることにする。

まず、部品を探す。
ガラクタ箱をひっくり返して探すと...あった!
このバネを切って芯にする事にする。

バネを切って芯にする

レバーの部品に、芯を通す穴を開ける。

レバーの部品に穴を開ける

吸盤の部品に、芯を通す穴を開ける。

吸盤の部品に、穴を開ける

バネを切る。固ってー!!

バネを切る バネを切る

芯を通す。

芯を通す 芯を通す

芯の先端を曲げる。

芯の先端を曲げ

カチッ!カチッ!OKだ!

アンロック状態 ロック状態

実際にくっつけてみる。がっちりくっついた。

がっちりくっついた

これでヨシ!

更にCPUを換装してみた

このエピソードの続き。

CPUを換装してみた
CPUをオーバークロックしてみた
システムクロックで大ハマリ

先にCPUの換装をしたPCに、更にCPUの換装をトライしてみた。
前回まででは、Pentium M 730 1.6GHz を 770 2.13GHzに換装し、更にオーバークロックをして2.56GHzまでパワーアップした。

Pentium M シリーズには、更に高速な 780 2.26GHz が存在するが、前回までのCPU換装では、

①マザーボード(AOpen i915GMm-HFS)が 780 に対応しているかわからない
②おそらく 780 は手頃な価格では手に入らないだろう

という理由で、770を選択して換装した。
しかし、いろいろ調べてみると、

①については、このマザーボードに 780 を搭載した実績があるらしい
②については、Aliexpressで手頃な価格で手に入りそう

である事から、新たに 780 を調達して、更なるパワーアップを試みることにした。

まずCPUを調達。
Aliexpress で購入。18.70ドル。

Pentium M 780 2.26GHz

更に今回は、CPU冷却ファンも交換する事にした。
CPUのパワーは元々の1.7倍程度になると予想していて、発熱量もそれなりに増えるであろうと思われるが、CPUが発熱で壊れてしまう様な事態は避けたい。
とは言え、冷却ファンをどの程度パワーアップをしたらいいのか明確な何かがあるわけではなく、現状の状態で、BIOS画面でCPUの温度を見ていても、CPUが逝ってしまうような温度になっているわけではないようなので、現在の冷却ファンで十分冷やせるような気はするが、念のため、冷却ファンもパワーアップしておこうと思う。
CPUパワーの増強と同じく、冷却ファンも1.7倍程度パワーアップしておけばいいか、くらいの勢いだけで冷却ファンを探してみる。
元々の冷却ファンは型式「RDL6025S」で、0.07A、13.02CFM。
いろいろ探して、購入した冷却ファンはこちら。0.18A、20.28CFM。
こちらも Aliexpress で購入。3.49ドル。

左が元々の冷却ファン、右が購入した冷却ファン。

CPUファン

さて、交換。
手順は前回と同じ。

冷却ファン、カバー、ヒートシンクを取り外す。

ファン、カバー、フィンを取り外す

ケースからマザーボードを取り外し、マザーボードの裏側のネジを回して台座を取り外す。

台座を取り外す

770を取り外す。

770を取り外す 770を取り外す

780 を取り付ける。

780を取り付ける 780を取り付ける

CPUに熱伝導グリスを塗る。

CPUに熱伝導グリスを塗る CPUに熱伝導グリスを塗る

台座を掃除する。

台座を掃除する

マザーボードの裏面からネジを通して台座を取り付け、マザーボードもケースに取り付ける。

台座を取り付ける

ヒートシンクの裏側を掃除し、熱伝導グリスを塗る。

フィンの裏側を掃除する フィンの裏側に熱伝導グリスを塗る

台座の上に、ヒートシンク、カバー、冷却ファンを乗せる。

フィンを乗せる ファンを乗せる

ヒートシンク、カバー、冷却ファンを固定する。

ファンを固定する

電源を入れる。緊張の一瞬だ。
「ピッ」っという正常起動音が鳴ってブートした。
OKだ。

BIOS画面

CentOS7 が起動したので、OSが認識しているCPUを確認する。
「2.26GHz」と表示されているので、780 として認識している。
OKだ。

$ cat /proc/cpuinfo | grep "model name"
model name : Intel(R) Pentium(R) M processor 2.26GHz
$

更に、オーバークロックもトライする。
前回と同様の方法で、安定して動作すると思われる周波数までオーバークロックを試みる。結果、2.57GHzまでオーバークロックさせる事ができた。

オーバークロック

続いて、UnixBenchでベンチマークを取ってみる。

一番最初の 730 1.60GHz でのベンチマークは以下の通り。

1回目:System Benchmarks Index Score 455.9
2回目:System Benchmarks Index Score 455.6
3回目:System Benchmarks Index Score 458.4

平均は 456.6。

780 に換装し、2.57GHzまでオーバークロックした状態でのベンチマークは以下の通り。

1回目:System Benchmarks Index Score 797.0
2回目:System Benchmarks Index Score 797.8
3回目:System Benchmarks Index Score 795.8

平均は 796.9。

今回も概ね、CPUの動作周波数がアップした分、そのままベンチマークのスコアがアップしている。

2.57GHz / 1.60GHz = 1.61倍
796.9 / 456.6  = 1.75倍

OKでしょう。(^^)

ついでに、もうひとつ調整。
冷却ファンの交換に伴い、若干なりとも消費電力が増えたので、BIOSを調整して省電力化を図る。
BIOSのデフォルト設定では、冷却ファンの回転は「Full Speed」となっていて、常に全開で回るように設定されているが、この設定を変更して、冷却ファンが必要な時に回るように変更してみた。
少しだけエコ。

冷却ファンの設定を変更

いろいろ試行錯誤しながら(いや、迷走しながらか (^^;)のパワーアップだったけれど、経過は以下の通り。

① Pentium M 730 1.60GHz
② Pentium M 770 2.13GHz ×1.31倍
③ Pentium M 770+OC 2.56GHz ×1.57倍
④ Pentium M 780+OC 2.57GHz ×1.75倍(今回)

これでしばらく運用してみる。

 

一連記事:

システムクロックで大ハマリ

このエピソードの続き。

CPUを換装してみた
CPUをオーバークロックしてみた

このPCに CentOS7 をインストールして動かしているのだけれど、どうにもシステムクロックが思うように動いてくれない。

システムクロックで大ハマリ

システムクロックの進みが異常に遅く、1分で30秒も遅れてしまう。
あっという間に時刻が大きくズレていく。

この動画は、時刻がズレていく様子。上が正常な時刻、下がこのPCの時刻。
動画の開始から終了までで、上は30秒進んでいるが、下は15秒しか進んでいない。

これくらいの大きなズレがあると、chrony でも、ntp でも、まったく同期が行われない。
また、nfsマウントしてコピーなどを行うと、コピー途中でOSがクラッシュしてしまう。

仕方なしに、かなり強引だけれども、cronで次のような設定をして1分間隔で強制的に時刻調整を行うようにしてみた。

# EDITOR=cat crontab -e | grep ntpdate
* * * * * /sbin/ntpdate (ntpサーバ) > /dev/null 2>&1
#

この状態であれば、ある程度は正しい時刻を保ってくれるが、時刻を再設定するまでの1分の間に30秒も遅れてしまうので、シビアに時刻管理をしていると思われるnfsマウントは正常に動作せず、やはりコピー途中でOSがクラッシュしてしまう。
また、この方法では、さまざま負荷が大きい。

もう少し負荷を軽くするならば、ハードウェアクロックの値を拾ってシステムクロックを調整するという事も考えられる。
しかし、この方法では、1分の間に30秒遅れてしまう事に変わりはないし、ハードウェアクロックを基準に時刻を調整するなんて、本末転倒なおかしな話である。
この方法では、根本的に何も解決されない。

何か時刻の進み具合をコントロールする方法はないものだろうか。
WEBを漁ってみると、VMWare や VirtualBox などの仮想環境上に構築したゲストOSで時刻が遅れる場合があり、その対処として、OS起動時のカーネルのパラメータに「clock=pit」を設定すると回避できるという記述がけっこう見られる。
試しに、OS起動時にこのパラメータを手動でセットして起動してみる。
起動時に「e」を押して編集モードに入ってパラメータ「clock=pit」を追加し、「Ctrl+x」で起動させる。

clock=pit clock=pit

しかし、この方法では問題は解消されなかった。
相変わらずシステムクロックは遅れていく。

更に探す。
時刻を刻むための基準となる何かがあるはずだ。
マザーボードの水晶振動子か、CPUの動作周波数か、CPUのFSB絡みか、メモリとの同期周波数などか...
このPCは、CPUを換装し、更にオーバークロックもしているので、このあたりが原因としてあり得そうだが...
このあたりに関連するキーワードを含めながら、更に探してみる。
探す...探す...探す...
あった!

カーネルにおけるタイマー事情 ~第4回 タイマーハードウェアの抽象化~

Linux上で時刻を刻むための情報に「clocksource」という情報があるらしい。
むむむ、「clocksource」とは、そのままのズバリの名称ではないか。(^^;

確認してみる。

# cd /sys/devices/system/clocksource/clocksource0
# cat available_clocksource
tsc acpi_pm
#

このPCで利用可能な設定は「tsc」「acpi_pm」の2種類という事らしい。

現在の設定はどうか。

# cat current_clocksource
tsc
#

「tsc」が設定されている。

試しに、設定を「acpi_pm」に変更してみる。

# echo "acpi_pm" > current_clocksource
# cat current_clocksource
acpi_pm
#

この状態で時刻をウォッチしてみると...
おぉ! 時刻が遅れなくなった!
上が正常な時刻、下がこのPCの時刻。

しかし、この設定は、サーバを再起動すると元の「tsc」戻ってしまうようなので、「acpi_pm」を常態設定にする必要がある。
お手軽に設定するなら、/etc/rc.local などで、以下のような設定をしてもいいとは思うのだけれど…

# cat /etc/rc.local | grep acpi_pm
echo "acpi_pm" > /sys/devices/system/clocksource/clocksource0/current_clocksource
#

ここは、起動時のカーネルオプションの設定を変更する事にする。

# cd /etc/default
# vi grub
GRUB_CMDLINE_LINUX="(既存の設定) clocksource=acpi_pm"
# cd /boot/grub2
# grub2-mkconfig -o grub.cfg

PCを再起動し、狙い通りに設定されているか確認する。
起動オプションに「clocksource=acpi_pm」が設定されている。
OKだ。

起動設定

念のため、CentOS起動後の設定を確認する。
「acpi_pm」が設定されている。
OKだ。

$ cd /sys/devices/system/clocksource/clocksource0
$ cat current_clocksource
acpi_pm
$

chrony の同期状況を確認する。
ntpサーバの頭に「*」が付いており、同期されている。
OKだ。

$ chronyc sources
210 Number of sources = 1
MS Name/IP address         Stratum Poll Reach LastRx Last sample
===============================================================================
^* (ntpサーバ)                   3   8   377   150    -41us[  -46us] +/-   70ms
$

更に、nfsマウントを設定し、大量/大容量のファイルをnfs経由でコピーしてみる。
システムクロックがおかしい状態では、数GBをコピーするとOSがクラッシュしてしまったが、システムクロック調整後は、何十GBコピーしても問題なくコピーが続く。
OKだ。

やっと予定通りの運用ができるようになった。
まだまだ知らない事がたくさんあるな。
まだまだ勉強が必要だ。

 

一連記事:

ノートPCのCPUを換装

このエピソードの続き。

mSATAアダプタ・アダプタ
mSATAノートPCのディスク・ベンチマーク

延命させようとしているノートPCは、HP nx9040。
CPUは Pentium M 725 1.6GHz。
このシリーズのCPUで最大性能のものとして Pentium M 765 2.1GHz があるので、このCPUへの換装をトライしてみる。

Pentium M 765

まず、CPUを調達する。
ひとつ下の 755 であれば、Amazon やヤフオクなどで多く出回っているのだけれど、765 は日本国内のサイトではなかなか見つからない。
しかし、Aliexpressで探してみると、多数販売されている。
よく報道にある通り、廃棄されたパソコンは中国に渡り、廃棄物鉱山的にCPUなどが取り出されて、それが流通しているのだろうか。
765の価格は、約25ドル。発売当初の価格からすればもちろん激安だが、それなりの価格ではある。

Pentium M 765

ちなみに、ひとつ下の 755 だと、一気に価格が下がって、約8ドルになる。

Pentium M 755

品薄だから高いのか、単に足元を見られているのか分からないけれど、わずか0.1GHzの性能差が3倍の価格差というのは、ちょっと悔しい。まぁしかし、仕方がないので、ちょっと悔しいけれど、3倍の価格を支払って 765 を購入した。

さて、CPUの換装。

ノートPCの裏面、背面のすべてのネジ24本(ハードディスク・ソケットの2本を含む)を外す。
もしかしたら外さなくてもいいネジがあるのかもしれないけれど、今回はすべてのネジを外している。

すべてのネジを外す すべてのネジを外す

スピーカー部分のカバーを取り外す。
このカバーは背面にあるネジで固定されているが、これは既に外されているので、マイナスドライバーを使って、慎重にカバーをこじって外す。

スピーカー部分のカバーを取り外す

キーボードの上部にあるネジ4本を外すと、キーボードをめくる事ができる。

キーボードをめくる キーボードをめくる

キーボード、マウスのコネクタを外す。

キーボード、マウスのコネクタを外す キーボード、マウスのコネクタを外す

中央部分で固定しているネジ4本を外すと、本体上部を持ち上げる事ができる。

本体上部を持ち上げる

マザーボードの左上がCPU部分。

CPU部分

ネジ3本を外すと、CPUクーラーをめくる事ができる。
CPU(Pentium M 725 1.6GHz)が見えた。

CPUクーラーをめくる CPUクーラーをめくる

CPUの横のネジを回してロックを解除し、725 を取り外す。

725 を取り外す

765 を取り付け、ネジを回してロックする。

765 を取り付ける

熱伝導グリスを塗る。

熱伝導グリスを塗る 熱伝導グリスを塗る

CPUクーラーを元通りに取り付ける。

CPUクーラーを取り付ける

この状態でキーボードを仮に取り付けて電源を入れて、BIOS画面でCPUが認識されているか確認してみる。
「2.10GHz」と認識している。OKだ。

BIOSでCPUの情報を確認する

分解と逆手順で組み立てる。

分解と逆手順で組み立てる

Windows 7 の起動も成功!

Windows 7 の起動に成功

念のため、コンピュータのプロパティでCPUを確認。
Pentium M 2.1GHz と認識されている。OKだ。

コンピュータのプロパティでCPUを確認

改めて CentOS 7 をインストールし、Linux Bench でベンチマークを取ってみる。

CPU換装前(Pentium M 725 1.6GHz)のベンチマークはこちら。

1回目:System Benchmarks Index Score 481.1
2回目:System Benchmarks Index Score 482.6
3回目:System Benchmarks Index Score 481.9

平均は 482.2。

CPU換装後(Pentium M 765 2.1GHz)のベンチマークはこちら。

1回目:System Benchmarks Index Score 610.6
2回目:System Benchmarks Index Score 614.6
3回目:System Benchmarks Index Score 613.8

平均は 613.0。

やはり、CPUの動作周波数がアップした分、そのままベンチマークのスコアがアップしている。

2.1GHz / 1.6GHz = 1.3125倍
613.0 / 482.2 = 1.271倍

ところで、換装前の 725 は「NX機能」をサポートしていないが、換装した 765 は「NX機能」をサポートしている。
Windows 8.1、Windows 10 をインストールするためには「NX機能」がサポートされているCPUが必要で、今回のCPU換装によって、Windows 8.1、Windows 10 がインストールできるようになるのではないかとちょっと期待したのだが、残念ながらそうはいかず、実際にインストールをトライしてみると、以下のエラーが出てインストールはできなかった。
CPUだけが対応しているだけではダメで、マザーボートのチップセット周りやBIOSが対応していないとダメという事なんだろうな。残念。

このノートPCは、Cent OS か Linux Mint で運用する事にする。

 

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mSATAノートPCのディスク・ベンチマーク

このエピソードの続き。

mSATAアダプタ・アダプタ

SSD化した事で、どの程度ディスクアクセスが変わったのかを計測してみた。

使用したツールは CrystalDiskMark。
計測した環境は以下の通り。

・OSは Windows 7 SP1 (x86)。
・Windows Update を最新まで適用。
・Security Essentialsをインストール

CrystalDiskMark は、デフォルトの設定のまま、ハードディスクの場合とSSDの場合で3回ずつ実行して平均を取った。
結果は以下の通り。

シーケンシャル・アクセスでは、大差ない。
ランダム・アクセスでは、約20倍の速度だった。

ATA-100 のインターフェースが足枷になってたいして速度が出ないという結果を恐れていたのだけれど、まぁ、速くなったと考えていいのかな。

 

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