サーバのファンを交換

社内のサーバの冷却ファンが故障してしまった。
サーバは DELL PowerEdge 700。

DELL PowerEdge 700 DELL PowerEdge 700
DELL PowerEdge 700 

2004年頃に購入したものなので、12年が経過しているマシン。
当時としては高性能のマシンだったけれど、32ビットCPU、搭載可能なメモリは最大4GBで、VM環境なども作れないので、流石に古さを感じるけれど、ストレージ・サーバや、バックアップ・サーバとしては、十分に使える性能なので、今でも Windows Server 2008 を入れて現役で稼働中だ。

12年も動かしていれば、ファンなどの機械部品が壊れるのは仕方がない。
ファンの故障で捨ててしまうのはもったいないので、修理する事にする。

しかし、DELLのファンには少し問題が。
マザーボード側のコネクタが、一般の形状と違うのである。

コネクタ形状

左がDELLのファンに付いているコネクタ、右が通常のコネクタ。
一般的に販売されているファンのコネクタは右のコネクタなので、そのままでは取り付けられない。コネクタを付け直す必要がある。
DELLよ、なんでこう、標準規格ではない部品を使うかな。何のために規格が制定されていると思ってるんだよ。しょうもない設計をするなよ。

さて、ファンを交換しようと、ストックしてある部品を探してみるが、交換する12cmのファンがない。
ファンそのものは部品として販売されているので問題ないが、部品を購入して届くまでの間、なんとかしないといけない。仕方がないので、ストックしてある部品の中で、風量が多そうなファンを探してみた。

応急パーツ

これも、DELLのサーバに付いていたものであるが、そのサーバはアタッチメント的にファンを交換できる構造のもので、これまたコネクタ形状が違う。
仕方がないので、取り外したファンのコネクタを、このファンに移植する事にする。
こんな感じ。絶縁がセロハンテープだけど、応急処置なので、とりあえずこれで。

応急パーツのコネクタを交換

ファンは、とりあえず、結束バンドで固定。

応急パーツを仮取り付け

まずは、これでよし。12cmのファンを購入するのだが、当然の事ながら、DELLのタイプのコネクタが付いているものは販売されていない。
取り外したファンの型式で検索すると、日本国内では見つからなかった。Aliexpressなどでは、そのものズバリの型式のものが見つかるが、残念ながらコネクタの形状については書かれていないので、購入はためらわれる。
どうするか。

(1).購入したファンのコネクタを、応急処置をしたときと同様に、付け替える。
(2).いわゆる延長ケーブルを購入し、DELLの形状のコネクタに付け替える。

前者(1)の方が安く済むわけだけど、新品のファンのケーブルを切断するのは少々ためらわれるので、後者(2)を選択する。

とりあえず、ファンを購入。

交換パーツ

別に延長ケーブルを購入。

延長ケーブル

これを加工して、DELLのマザーボードに繋げられるようにする。
応急処置の時は、簡易的にセロハンテープで絶縁したが、本修理では熱収縮チューブを使う事にする。

延長ケーブルのコネクタを交換 熱収縮チューブ

ファンに接続。

交換パーツに接続

筐体に取り付けて試運転。

交換パーツを取り付け

 これでヨシ!

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