mSATAアダプタ・アダプタ
少し古いノートPCを延命させようと試みている。
延命させようとしているノートPCは、HP nx9040。
購入したのは2005年(14年前!)。
スペックはこんな感じ。
CPU:Pentium M 725 1.6GHz
メモリ:PC2700 最大2GB
内臓HDD:Ultra ATA-100
メモリは既に最大の2GBを搭載してある。
今回は、内臓HDDをSSDに換装してみる事にする。
しかし、そう簡単ではない。
Ultra ATA の SSD は商品として存在しているけれど、けっこう値が張る(って言うか、めちゃめちゃ高い)。
もちろん、高いお金を払ってこれらの商品を購入すれば、苦も無く換装は可能なのだが、この価格では、ビンボー人 ずんべ にはちょっと手が出せない。
そこで、安価に入手できる SATA または mSATA の SSD を取り付ける事にし、Ultra ATA から変換するアダプタを介して接続する事を考える。
しかし、ノートPCはデスクトップと違ってスペースに余裕が無い。このノートPCにおいても、以下のようなスロットにハードディスクを取り付けた上でノートPC本体に挿し込む形になっているので、ここにディスクと変換アダプタが組み込む必要がある。
2.5インチの SSD であれば、このソケットにぴったり取り付けることはできるけれど、変換アダプタを挟み込むスペースが無い。
従って、このスロットにディスクを取り付ける前提で、はるかにサイズが小さい mSATA を取り付ける方向で考える事にする。
上記のソケットにそのまま取り付けられる2.5インチのもので、mSATA の SSD を取り付けられる比較的安価な変換アダプタは商品として存在しており、これらの商品を購入すれば、かなり安価に目的を達せられる。
が、まだ高い。
費用を最小限にしたいので、自分で作れるものは自分で作る事にし、購入するパーツは最小限にしたい。
いろいろ探して、Aliexpress で以下の商品を購入して換装をトライする事にした。
変換アダプタ(Ultra ATA <-> mSATA)と、SSD(mSATA)を購入。
変換アダプタは約2.5ドル、mSATA SSD は128GBで約20ドル。
この価格なら、ビンボー人 ずんべ でも手が届く。(^^)
到着した変換アダプタ(Ultra ATA <-> mSATA)はこちら。
到着したSSD(mSATA)はこちら。
変換アダプタにSSDを取り付けると、こんな感じ。
この変換アダプタ+SSDを、ノートPCのスロットに取り付けるためのアダプタ・アダプタを作成する。
アダプタ・アダプタは、2.5インチの SSD の大きさとし、その中に、この変換アダプタを組み込む形にする。
アダプタ・アダプタは、厚紙で作成する。
まず、部品を切り出す。
木工ボンドで接着し、組み立てる。
このアダプタ・アダプタに、こんな感じに、この変換アダプタ+SSDを入れる。
しかし、このままでは、ノートPCに挿す事はできても、引き抜くときに変換アダプタだけがノートPC本体に残ってしまって、アダプタ・アダプタのみが出てくる事になる。
そこで、抜け防止ピンを挿して、変換アダプタが抜けない様に加工する事にする。
抜け防止ピンはこれ。
以前にたこ焼きを買った時に付いてきた、少し長めの爪楊枝。
アダプタ・アダプタに、抜け防止ピンを通すための穴を空ける。
爪楊枝の長さを調整する。
アダプタ・アダプタに変換アダプタを入れ、抜け防止ピンを通す。
これで、ノートPC本体からアダプタ・アダプタを引き抜いても、変換アダプタも一緒に出てくる。
アダプタ・アダプタをソケットに取り付ける。
ソケットをノートPCに取り付ける。
ソケットを押し込むと、コネクタに刺さった時の「ぐっ!」という感覚があった。いい感じだ。
電源オン!
BIOS画面に入り、SSDが認識されている事を確認する。
ノートPCはSSDを認識している。OK!
CentOS 7 のインストールディスクを入れて再起動し、SSDへのインストールをトライする。
インストーラはSSDを認識している。OK! GO!
インストール成功!
バッチリだ!
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