泥の蝶 インパール戦線死の断章
「泥の蝶 インパール戦線死の断章」を読んだ。
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悪名高いインパール作戦の実話集。
前世代の兵器を携行し、食料、弾薬、医薬品が欠乏した最悪の状況で、強力で装備充実な英軍と戦う。
銃剣突撃一辺倒の司令部の命令に従って突撃し、英軍の戦車、機関銃になぎ倒されていく。
勝ち目のない戦いを強いられる日本兵。
読めば読むほど腹が立つ。
インパール作戦を指揮した牟田口廉也は終戦まで生き延び、インパール作戦で何万人もの日本兵の命を奪いながら、自決もせず、何の責任も負わないまま生き続けた。死去する数年前からは、インパール作戦は正しかったと自己弁護をしていたらしい。
何万人もの兵士の命を預かる立場にいた人間なのであるから、自身の行動には責任を持つべきだ。
死んでいった日本兵はさぞ悔しい事だろう。