シュレッダーのスイッチを修理
10年近く使っているシュレッダーのスイッチが壊れてしまった。
外装のスイッチは動き、「AUTO」「OFF」「REV」のいずれにもなるのだけれど、「REV」が動かず、「OFF」にもならない。つまり、スイッチの位置に関わらず、「AUTO」固定になってしまっているような感じ。
このようなパーソナルなシュレッダーは、数千円~数万円程度で購入できるし、もう10年以上使っているので、そろそろ買い換えてもいいとは思うのだけれど、そこはビンボー人 ずんべ、修理をトライしてみる事にする。
カバーを取り外し、スイッチ部分の裏側を見てみると、ツメが折れてしまっていた。
なるほど、本来は2本のツメでスイッチを挟んで左右に動かすようになっているのだけれど、片方のツメが折れてしまっているので、一方向にしかスイッチが動かないという事の様だ。
このツメを何とか修復させれば、スイッチの機能を復元できそうだ。
折れてしまったツメの代わりになるような、固い芯材はないか。
がらくた箱をひっくり返して探してみると...あった!
これは、自転車用のチューブに付いている仏式バルブのムシ。
これを分解する。
ネジの部分のみを切断する。
次に、スイッチを加工する。
慎重にドリルで穴を開ける。
先に準備したネジを仮に差し込んでみる。
よさそうだ。
エポキシ接着剤を準備する。
先ほど開けた穴に、接着剤を流し込む。流れ出てカバーにくっついてしまわないように慎重に作業する。
ネジ部分を差し込み、接着する。
スイッチを元通りに取り付ける。
せっかくカバーを開いたので、軽く駆動部分のグリスアップと潤滑剤の塗布をしておく。
修理完了!
スイッチを動かしてみる。
「AUTO」「OFF」「REV」のいずれも動作しているようだ。
シュレッダーにかけてみる。
バッチリだ!