ホイール手組み

このエピソードの続き。

スポークを修理
ホイールをブレ取り

先日スポークを修理したが、そのホイールの調子がおかしい。
ある時突然、ぐぐっと抵抗が大きくなって、タイヤが回らなくなってしまった。
何だろうと見てみると、ハブが壊れてしまっている。

故障したフロント・ハブ 故障したフロント・ハブ

カバーが外れ、ベアリングが見えている。
よく見ると、ハブそのものも歪んでしまっているようだ。
10年以上使ってきたホイールなので、よく持ったと言えるか。

とりあえず、完組みホイールを購入して、自転車は使える様にしたのだが、壊れたホイールはどうしようか。
ハブは壊れてしまったが、ホイール本体、スポーク、ニップルは生きているので、捨ててしまうのはもったいない。

今まで「ホイールを手組みする」という事はやった事がないのだが、せっかくの機会なので、ハブを部品で購入して、ホイールの手組みにチャレンジしてみる事にする。

Amazonや楽天などで探してみると、ハブ単体でも普通に売られているようだ。

しかし、スポーク32本(32H)、38本(38H)のハブは、比較的安価な商品があるのだが、24本(24H)のハブは需要が少ないのか、けっこう値が張る。

24本(24H)で安いものはないかと探したところ、Aliexpressに手頃な価格のハブがあったので、これを購入した。

数週間ほど待って、商品が到着。

購入したフロント・ハブ

まず、ホイールを分解する。
ニップルレンチでニップルを回し、スポークをすべて取り外す。
ハブ以外(ホイール本体、スポーク、ニップル)はすべて再利用するので、傷めないように慎重に取り外す。特にニップルはニップルレンチで舐めやすいので慎重に回す。

スポークをすべて取り外す スポークをすべて取り外す

新調したハブに、取り外したスポークを取り付ける。
スポークの取り付け方はいろいろあるようだけれど、元の取り付け方が、表と裏から交互にスポークを差し込んで、更にクロスさせる形になっていたので、新しいハブでも、同じ取り付け方で組むことにする。

スポークを取り付け方法

ホイールに組み付けるときに迷わないように、クロスさせたスポークごとにクリップでまとめながら取り付ける

スポークを取り付ける

ホイールに組み付ける。

ホイールに組み付ける ホイールに組み付ける

ここからが大変だ。
この状態ではホイールは歪んでいるので、ブレ取りをする必要がある。
ずんべ はブレ取り台を持っていないので、前回同様、自転車のフロントフォークをブレ取り台の代わりに使う事にする。
ホイールを回しながら、ニップルを回してスポークの張りを調整し、ブレがなくなるまで根気よく調整する。

ブレ取りをする

ブレ取りが完了したら、タイヤを履かせて完成。
とりあえず、手元にあった、中古の 700×25C を履かせてみた。
前輪25C、後輪23Cというイレギュラー構成だけど、とりあえず試運転なので、これでヨシ。

完成!

試運転で乗ってみると、最初の数十メートルは、少しだけ「ギシギシ」と軋み音がしたが、すぐに軋み音はなくなった。
バッチリだ。

はじめてホイールの手組みをしてみたが、うまくいった。
自転車本体(GIANT OCR3)も、ホイールも、購入してから11年が経過した老体だけど、もう少し頑張ってもらおう。

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    2020/06/16 18:23

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