普通救命講習Ⅰ
名古屋市の「普通救命講習Ⅰ」を受講してきた。
ずんべ は、昨年末から民生委員、今月から防犯委員を拝命した事もあり、(そういう状況に出会いたくはないですが)もしかしたら、必要となる場面があるかもしれないので受講してみた。
40代、50代の参加者が多いと思っていたけれど、20代、30代の方もけっこういた。
また、会社の指示で同僚と来ていたグループもいた。新入社員研修の一環なんだろうな。
講習時間は3時間で、概論、胸骨圧迫の実技、人工呼吸の実技、AEDの実技、止血法、異物除去などを学習する。
AEDの実技では、いろいろな状況を想定しての実技も行う。
たとえば、
・マラソンをしている人が倒れて体が濡れている場合
・AEDは手元に来たけど補助者がいなくなってしまった場合
・AEDが近くにある事は知っているが、補助者が周りにいない場合
といった感じ。
「おまえ、そんな事も知らなかったのか」と言われそうだけれど、この講習で、いくつか大きな勘違いをしていた事を知った。
■胸骨圧迫(心臓マッサージ)の目的は蘇生ではない。
映画やテレビドラマでは、胸骨圧迫をしていると、「がふっ!」っと嘔吐とすると共に蘇生するシーンがあって、胸骨圧迫をする事で蘇生させるのだろうというイメージを持っていたのだが、違った。
胸骨圧迫の目的は、蘇生させる事ではなく、止まった心臓の代わりに、胸骨圧迫によって、血液を送り出すことが目的だった。つまり、胸骨圧迫の目的は「人間ポンプ」になるという事である。
知らなかった。
■AEDの目的は蘇生ではない。
映画やテレビドラマでは、心拍が「ピー」という音と共に止まったら、電気ショックを与えて心臓を動かす(蘇生させる)シーンがあって、電気ショックを行う事で蘇生させるのだろうというイメージを持っていたのだが、違った。
AEDは心臓に電気ショックを与えるものであるけれど、止まった心臓を動かすことが目的ではなく、細動している心臓を止める(細動を除く=除細動)だった。心臓を止める事が目的だったのである。
知らなかった。
いろいろ勉強できた。
3時間の講習後、終了証が交付された。
有効期限の記載はないが、裏面には「3年間隔で受講してください」と書かれている。
自分が助ける側にいられる限りは、がんばって受講していこうと思うけれど、できる事なら、この知識が生かされるような状況にならない事を切に願うものではある。








脳内麻薬











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