天空の蜂
「天空の蜂」をCSで視聴した。
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あ
る
か
も
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原作は読んでいないのだけれど、CSで放送されていたので観てみた。
原子力発電所の停止を求め、軍用大型ヘリコプター「ビッグB」を奪って、高速増殖炉「新陽」に対してテロリストがテロを仕掛ける。
そもそも、そんな簡単に自動操縦なんてさせられないだろ、とか、突っ込みどころはあるけれど、ビッグBを自動操縦で原子力発電所に墜落させるという発想は、いかにも東野圭吾らしい。
子どもがビッグBに誤って乗り込んでしまい、その子供を途中で救出する。一見、物語の主軸と関係なさそうに思える、子どもが操縦席で見たものが最後にビッグBを遠隔操縦するヒントになったり、政治が絡む部分にも意味を持たせるなど、伏線をうまく張るのも東野圭吾らしい。
ラストに近いシーンで、「お前は狂っている」と言われた三島幸一(本木雅弘)が、こんな事を言い返す。
本当に狂ってるのは誰なのか、いつかお前たちは知る事になる。
この作品のもっとも肝となるセリフだと思う。
本当に狂っているのは誰なのかを知るような事態にならない事を切に願う限りである。
原作も読んでみよう。