RAIDカードで小ハマリ
RAIDカードで小ハマリしたのでメモ。
AliexpressでRAIDカードを購入した。
RAID 0 または RAID 1 を構成する事ができ、ATAポート×1、SATAポート×3、インターフェースはPCIバスという製品である。
商品が到着したので、さっそく取り付けて電源をオン。
が...RAIDカードのBIOS画面に入れない。orz
何だよ、ちくしょう。
何か接続にミスなどで認識しない状況も考えられるので、RAIDカードのみを手元にある別のRAIDカードに交換して電源をオン。
うん、問題なくRAIDカードのBIOS画面に入れる。
うーむ、どうしたものか。
単に「品質の悪い Made in chaina 製品」という話なのだろうか。
このRAIDカードのチップセットは VIA6421 なのだけれど、VIAチップ用のWindows用ツールは、そのツールからRAIDを構成する事ができる。
もしかして、Windows上からなら認識できるという事なのだろうか。
やってみよう。
Windows 7 をクリーンインストール。
一旦シャットダウンし、問題のRAIDカードを装着して Windows 7 を起動。
起動後にデバイス・マネージャを確認すると、VIA6421用のドライバが自動的にインストールされていた。
ドライバのバージョンは、マイクロソフト提供の 6.0.6000.6210。
念のため、RAIDカード提供会社の最新ドライバに更新する。ドライバのバージョンは 6.0.7600.6250 になった。
次に VIA V-RAID のツールをインストールし、念のため、再起動する。
VIA V-RAID のツールを起動すると…おぉ、RAID カードが認識されている!
接続されているハードディスクも認識されている。
19.475GB のディスクが2台だ。
VIA V-RAID のツールを操作して、RAID 0 を構成してみる。
できた!
1本の 38.23GB になった!
続いて RAID 1 を構成してみる。
できた!
1本の 19.11GB になった!
と、いう事で、RAIDカードそのものは動作した。
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結局、このカードは、以下の様な構成になっていた。
・BIOSはない。
・ドライバは Windows 用のみ。
・RAID を構成するには、Windows 上にインストールしたツールから行う。
このカードは、Windows を起動しないと、RAIDカードと、接続されているディスクが認識できないという事になるので、おそらく、RAIDカードに接続したディスクからブートする事はできない仕様であると思われる。
また、OSを起動してからRAIDのディスクを接続するという事なので、ディスクはハードウェアで接続し、RAIDの管理はソフトウェアで行うという、「ハードウェアRAID」と「ソフトウェアRAID」のハイブリット的な構成のRAIDカードという事の様である。
前述の通り、このRAIDカードに接続したディスクからはブートできないので、データ用に接続したディスクの保護をメインに使用する廉価版RAIDカード、という事らしい。
RAIDカードのBIOS画面に入れなかった時は「だめじゃん」とか思ったけど、いろいろな仕様のカードが存在している事を知った。
なるほど、勉強になった。