ESXi上のゲストOSのパーティション操作
ESXi上で稼働させている仮想マシンのディスクが足りなくなってしまった。
最初に仮想マシンを作成した時に、ディスク容量をケチったら、Cドライブがいっぱいになってしまい、残り389MB。Windows Updateにも失敗するようになってしまった。
昔なら、ディスクのパーティション分割をやり直して、OSを再インストールという状況なのだけれど、最近はパーティションの構成を編集できる便利なツールがあるので、これを利用してなんとかしてみる。
「コンピュータの管理」で見ると、現在のパーティションの構成は、こんな感じ。
仮想マシンのディスク容量は、ESXiの管理パネルである VMWare vSphere Client を操作して増やすことができる。
40GB→60GBと、20GBを追加した。
再び「コンピュータの管理」で見ると、現在のパーティションは、こんな感じになる。
追加した20GBは末尾にある。
増やしたいドライブはCドライブなのだが、パーティションが連続していないと結合(拡張)できないので、この状態では、追加20GBをCドライブに追加する事ができない。
Dドライブを末尾に移動して、すなわち、以下の様な状態にする必要がある。
このパーティションの移動は、以下のツールで行う事にする。
しかし、ひとつ問題がある。
このツールはインストールが必要なのだけれど、現在稼働中のこの仮想マシンにインストールしたくない(余計なソフトウェアをインストールしたくない)。
かといって、ディスクは仮想なので、物理ディスクのように、他のハードにディスクを接続するというわけにはいかない。
どうするか。
考える。
考える。
考える。
ちーん。
物理ディスクと同じ様に、仮想ディスクを他の仮想ハードに接続すればいんじゃないのか。
そして、他の仮想ハードにツールをインストールして、接続した仮想ディスクのパーティションを操作すればいいのではないか。
やってみよう。
問題の仮想マシンをパワーオフした上で、VMWare vSphere Client で、問題の仮想マシンに接続されている仮想ディスクを、他の仮想ハードに接続する。
他の仮想ハードを起動し、「コンピュータの管理」で見ると、こんな感じになる。
Partition Master Free を起動し、Gドライブを末尾に移動する。
続いて、Fドライブと未割り当て領域をを結合(Fドライブを拡張)する。
変更を反映する。
「コンピュータの管理」で確認する。
バッチリだ。
他の仮想マシンから、仮想ディスクを切り離す。
問題の仮想マシンを起動し、エクスプローラで確認する。
無事、Cドライブが拡張され、Cドライブのディスク領域に余裕ができた。
Windows Update も成功。
よしよし。