【2024年4月】

鉄道 一筆書きルール + ジモティー

多くの鉄道会社では、電車の乗り方のルールとして「一筆書きルール」というものがある。
すべての鉄道会社で採用されているかどうかは分からないけれど、おそらくは多くの鉄道会社で採用されていると思う。

たとえば、名古屋市の地下鉄で、矢印の指している「黒川」から「名城公園」に行きたいとする。

スケール

この場合、普通は最短経路である、
①「黒川」で入札し、
②左回りの電車に乗車、
③「名城公園」に移動して下車、出札する。
かかる運賃は、もちろん、「黒川」→「名城公園」の1区分だ。

スケール

しかし、「一筆書きルール」を適用して移動する場合、
①「黒川」で入札/乗車し、
②右回りの電車に乗車、
③「志賀本通」→「平安通」→ → →「名古屋城」→「名城公園」と移動、下車/出札する。
でも構わない。
この場合でも、運賃は「黒川」→「名城公園」の1区分のみでOKだ。

スケール

他の路線に乗り換えてもいい。
たとえば、以下の図の様に、名城線(紫)、鶴舞線(青)、桜通線(赤)、東山線(黄)などと乗り継いでも構わない。乗車した経路が「一筆書き」である限り、どれだけ乗り換えてもOK。
この場合でも、運賃は「黒川」→「名城公園」の1区分のみでOKだ。

スケール

ただし、駅1区は必ず移動しなければならない。
たとえば、「黒川」で入札して、同じ「黒川」で出札するのはルール違反だ。

このルールはけっこう有名で、YouTubeなどで「一筆書き 切符」などと検索すると、鉄なユーチューバーが、いろいろ動画を上げているので、参照してほしい。

ところで、ずんべ は、1年ほど前から「ジモティー」というサイトを利用している。
ジモティーでは、品物の受け渡しは、ヤフオクやメルカリなどと違い、基本的に手渡しで行う。
原則として、渡す人が指定する場所に、受け取る人が出向いて行って、受け渡しを行う。
この際、多くの場合、受け取る人は、車、バイク、自転車などで受け渡し場所に来るのだけれど、たまに電車などの公共交通機関で来るという場合がある。
その場合、この「一筆書きルール」を利用すると、受け取る人は支払う運賃を最小限に抑えられる可能性がある。
こうだ。

渡す側が駅まで出向き、改札口越しに品物を受け渡す。

駅にもよるけれど、改札口の横あたりに、柵などで区切られてはいるけれど、荷物の受け渡しができる形の改札口があれば、これができる。

スケール

たとえば、受け取る人が「黒川」、渡す人が「金山」だとする。
受け取る人は、以下の様に移動する。

①「黒川」で入札/乗車し、右回りで「金山」に行き、下車する。
②「金山」で、改札口越しに品物を受け取る。
③「金山」で乗車し、右回りで「名城公園」まで行き、下車/出札する。

これで、駅1区の運賃で品物を受け取れる。

もし、「名城公園」から「栗川」を歩けなくても、一旦改札を出て、「名城公園」から「栗川」まで乗ればいい。
この場合は、往路も帰路も各駅1区分、計2区分の運賃で品物を受け取れる。

せっかくジモティーを使って、安くモノを手に入れているのだから、移動の運賃も節約しないとね。

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