名古屋市の「普通救命講習Ⅲ」を受講してきた。
名古屋市:救命講習のご案内(暮らしの情報)
先月に「普通救命講習Ⅰ」を受講したのだけれど、「Ⅰ」に引き続き「Ⅲ」を受講した。
「Ⅲ」では、乳児、小児が対象という事もあってか、女性の受講者が多く、受講者の8割ほどが女性だった。
実技の訓練が、概ね2人または3人でグループを組み、そのグループで行うのだけれど、先の「Ⅰ」ので訓練の時は、(ガーゼ越しで、かつ、使用後には消毒もするけれど)実際にダミー人形に口を付けて人工呼吸の訓練をした。今回もダミー人形が置かれているので、同じく人工呼吸の訓練をすると思われるが、私のグループは、男性1人(私)と女性2人となったので、若干やりにくい感じがする。私はまだ男性なので、それほど抵抗はないけれど、女性からすると、ちょっと抵抗がある人もいるのではないだろうか。グループは、できるだけ男性だけ、女性だけにまとめた方がいいように感じた。
講習の内容は「Ⅰ」とほぼ同じだが、救命する相手が成人ではなく、乳児と小児になる。
声掛け、周囲への周知と依頼、呼吸の確認、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用という流れそのものは成人の場合とほぼ同じだけれど、胸骨圧迫のやりかた、人工呼吸のやりかた、AEDの取扱い方法などが微妙に異なるので、それらを学習する。
「Ⅰ」の時は、質疑応答で質問をしたのは私を含めて数人だけだったけれど、今回の「Ⅲ」では、受講時間をオーバーしてしまうほど、活発に質問が飛んだ。また、実技の訓練においても、「誰か助けてください」「119番通報をしてください」「AEDを持ってきてください」といった声出しも、皆さん恥ずかしがらずに大きな声を出していたし、胸骨圧迫や人工呼吸も、皆さん力を入れて真剣に取り組んでいるように見え、今回の講習はとても充実感があった。
実は「Ⅰ」の時は、新卒の若い子が会社命令で来ていたような受講者が多くいて、出す声は小さく、胸骨圧迫や人工呼吸も「ほら、やったよ」程度でポコポコやっているようにしか見えないシーンが多かったのだけれど、今回の「Ⅲ」では、おそらく自分の子どもがいるとか、そういった層の受講者が多いせいなのか、真剣度がぜんぜん違うように感じた。
3時間の講習後、終了証が交付された。
とりあえず、乳児、小児、成人のいずれに対しても救命にかかれるようにはなったけれど…実際に目の前で人が倒れたら、訓練した事なんか全部ぶっ飛んで、頭の中真っ白になってしまうだろうな。
さて、今回の講習の上位には「上級救命講習」があるけど、これも受講してみようか。
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