「ザ・ブリザード」を試写会で観た。
ザ・ブリザード
久しぶりに試写会に当選した。(^^)
20代の頃は試写会のチケットはけっこう当選していて、毎週1本くらいのペースで試写会に当選していた。
当時は「往復はがきで応募」での応募だったこともあり、当然に競争率は低かったのだけれど、最近はネットで応募できるようになり、便利になった分、競争率が高くなってしまったようだ。
まぁ、仕方がないケド…。
ちなみに、上映前の舞台挨拶があり、ゲストは天達武史だった。
けっこう前の籍に座ったので、かなり近くで見たのだけれど…う~ん、フツーのおっさんだった。(^^;
さて、映画。
う~ん、どうも違和感を感じる。
同時に2隻の船が真っ二つに折れたらしいが、映画の中では1隻のみに焦点が当てられ、もう1隻はまったく画面の登場しない。
この作品は、もととも実話に基づくものであるので、実際に救助に行ったのは、この映画の通り1隻なのだろう。
しかし、映画なので、実話の通りでなければならないという事もないでしょう。
2隻の船が真っ二つに折れたのなら、その両方の物語ががあってもいいと思う。
この作品では、1隻の船での出来事と沿岸警備隊での出来事が、同時進行で展開される。ここにもう1隻が登場し、3者の出来事が同時進行してもいいのではないかと思う。
沿岸警備隊は、雪の降る極寒の中、船を真っ二つに折る程に荒れ狂う海に乗り出していく。
しかし、極寒の荒れ狂う海に乗り出している沿岸警備隊であるが、映像からは寒さはまったく感じられない。
救助艇は荒れ狂う海の上のはずなのに、乗船している沿岸警備隊員が映った映像は常に平穏そのもので、荒れ狂っている感じがまったくしない。もちろん、荒波を乗り越えるシーンでは荒れ狂っているのであるが、沿岸警備隊員が写ったときはまったく船は揺れていない。
演出上の都合なのだろうけれど、「極寒の」「荒れ狂った」海に乗り出しているはずなのだから、やはり、荒れ狂っていてほしかった。
60点かな。