【2013年8月】
新しいGoogleマップのマイプレイス
新しいGoogleマップを使ってみているのだが…。
どうも、使い方はよく考えないといけないようだ。
現行のGoogleマップと、新しいGoogleマップで、マイプレイスを作成して比較してみた。
とりあえず、「ずんべが登った山」なぞ。
■現行のGoogleマップ
より大きな地図で ずんべ が登った山 を表示
■新しいGoogleマップ(IE8以下では表示されません!)
どちらも、マップそのものは大差なく表示される(新しいGoogleマップに表示される、でかいインデックスはなんとかならんのかと思うが…)。
しかし、各ピンの吹き出しを表示されるデータの取り扱いが全く違う。
ためしに「伊吹山」の吹き出しを表示させてみる。
現行のGoogleマップの吹き出しには、日付が列挙されていて日付にリンクがあり、クリックするとブログの該当ページが表示される。
新しいGoogleマップの吹き出しには、改行されない状態で、日付とURLが列挙されていて、URLはリンクになっている。
なぜこうなっているかというと、新しいGoogleマップでは、吹き出しにはテキストしか入力できないからである。
現行のGoogleマップでは、リッチテキストが取り扱えるが、新しいGoogleマップでは使えない。
改行を入力する事もできない。
WEBではビジュアルに表現したいのだが、テキストの情報だけしか表示できないのは、かなり使いにくい。
どうやら、新しいGoogleマップでは、吹き出しの中の情報は、集計するためのデータとして取り扱われている感じだ。
実際、新しいGoogleマップの編集画面で「データ」という項目があり、クリックすると一覧として表示される。
データとして扱うという発想は分からないでもないけれど、基本的にWEB上でビジュアルに情報を取り扱うには向かない。
そもそも、現行のGoogleマップの使われ方は、自身のサーバのデータベースに登録されているデータからマップの情報を作り出し、Googleマップという形で表現して表示するような形である。
これを、Googleマップ側でデータベース化しようとしているように見えるのだが…これは正に、OpenStreetMapの考え方ではないだろうか。
Googleマップ側でデータベース化するという考え方は分からないでもない、と言うか、賛同できるのだけれど、ビジュアルな部分がなくなるのは、ちょっと頂けない。
新しいGoogleマップの進化に期待したい。