伊吹山に登ろうとしたのだけれど…途中で車が故障してしまった。
高速道路を降りて、伊吹山の登山口に向かって走っていたら、いきなりエンジンの調子が悪くなった。
アクセルを踏んでも、ボスッボスッという感じでエンジンが吹き上がらない。
その直後、エンジンの警告灯が点灯。
警告灯はすぐに消えて、エンジンも息を吹き返したが、数秒後には、また吹き上がらなくなった。
またしても、エンジンの警告灯が点灯し、今度は消えない。
これはイカンという事で、車を路肩に寄せて止める。
エンジンは、そのままストンとストールしてしまった。
オイオイ。
セルモータを回してみると、エンジンはかかる。
かかった直後はエンジンは吹き上がるが、すぐに回転が落ちて、そのままストンとストールする。
どうした、天下のトヨタの車が故障か。
これまでに、AE85 トレノ、カリーナED、現在のカローラ・フィールダーと、28年トヨタの車を乗り継いでいるが、はじめて故障した。
もっとも、現在のカローラ・フィールダーは、10年以上になるので、いろいろ壊れても仕方がないとは思うけど、ちょっとだけ、車検に出したばかりなのに、という気持ちがよぎる。
しかし、故障は仕方がない。
ハザードを点滅させ、停止表示機材を後方に置く。
停止表示機材を置くのも久しぶりだ。いや、自分の車のために置くのは、車に乗って28年で初めてだ。
こんな時のためにJAFに入っているんだ、と、JAFに連絡。
しかし、今日は忙しいのか、1時間待ち。(T_T)
仕方がないので、日陰に避難して、読書タイム。
しばらくすると、JAFがやってきた。
ボンネットを開けて、バッテリーやらいろいろ見て貰ったけれど、原因は分からず。
JAFでの修理は無理っぽいので、最寄りのトヨタカローラまで牽引してもらう。
ところが、トヨタカローラでエンジンをかけてみると、エンジンは調子よく回る。
普通に吹け、止まらない。
メカニックが計測器を繋いで調べてくれたが、異常はないとの事。
むむむ、いったい何なんだ。
とりあえず、エンジンは回るようになったけれど、ともかくも名古屋に戻ろうと、トヨタカローラの人にお礼を言って走り出す。
そういえば、お腹がすいたと、車を止めて、伊吹山の山頂で食べる予定だったおにぎりをパクリ。
再びエンジンをかけて走り出す。
が…1Kmほど走ったところで、再びエンジンが息をつく。
これはイカンと、車を路肩に寄せて止める。
エンジンはストンとストールした。
エンジンをかけてみると、エンジンはかかるが、すぐにストンと落ちる。
さっきと同じだ。(T_T)
仕方がないので、ハザードを点滅させ、再び停止表示機材を後方に置く。
さっきのトヨタカローラまで徒歩で戻り、救援を依頼。
エンジンが止まってしまう状態でメカニックに調べてもらうと、どうやら、4本あるイグニッション・コイルのうち、1本に異常が出ているらしい。
イグニッション・コイルの在庫は店頭にないので取り寄せ。
この時点で、車の入院と、電車で名古屋まで戻る事が決定。(T_T)
故障したイグニッション・コイルは1本との事だけれど、4本とも交換した方がいいという事で、修理代32,000円也。
名古屋<->米原の交通費も必要。
痛い…。
トヨタカローラの人に米原駅まで送ってもらい、電車で帰る事にする。
米原駅なので新幹線という選択肢もあったけれど、まだ時間も早いので、のんびり帰ろうと在来線を選択。
と、いう事で、再び読書タイム。
そういえば、太平洋戦争中に飛んでいた日本軍の飛行機は、エンジンの質が悪く、頻繁に故障したと聞く。
現代の平和な日本では、車のエンジンが故障した程度で死ぬようなことはまったくないが、太平洋戦争中、乗っていた飛行機のエンジンが故障したら、即、死に繋がった事を思うと、「永遠の0」を読みながら、心が痛む。
自分自身、平和ボケしているとは思うが、やはり、平和が一番だ。
それはともかく、来週、車を取りに米原まで行かないといけない。
車を取りに行くのが目的とは言え、せっかっく行くのだから、早めに行って、可能ならば伊吹山に登りたい。
あ…米原駅からトヨタカローラまでの足はどうしよう。
距離は5Km弱くらいなので歩いてもいいし、まぁ、タクシーでもいいけど、自転車持っていくか。