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鉄道 一筆書きルール + ジモティー

多くの鉄道会社では、電車の乗り方のルールとして「一筆書きルール」というものがある。
すべての鉄道会社で採用されているかどうかは分からないけれど、おそらくは多くの鉄道会社で採用されていると思う。

たとえば、名古屋市の地下鉄で、矢印の指している「黒川」から「名城公園」に行きたいとする。

スケール

この場合、普通は最短経路である、
①「黒川」で入札し、
②左回りの電車に乗車、
③「名城公園」に移動して下車、出札する。
かかる運賃は、もちろん、「黒川」→「名城公園」の1区分だ。

スケール

しかし、「一筆書きルール」を適用して移動する場合、
①「黒川」で入札/乗車し、
②右回りの電車に乗車、
③「志賀本通」→「平安通」→ → →「名古屋城」→「名城公園」と移動、下車/出札する。
でも構わない。
この場合でも、運賃は「黒川」→「名城公園」の1区分のみでOKだ。

スケール

他の路線に乗り換えてもいい。
たとえば、以下の図の様に、名城線(紫)、鶴舞線(青)、桜通線(赤)、東山線(黄)などと乗り継いでも構わない。乗車した経路が「一筆書き」である限り、どれだけ乗り換えてもOK。
この場合でも、運賃は「黒川」→「名城公園」の1区分のみでOKだ。

スケール

ただし、駅1区は必ず移動しなければならない。
たとえば、「黒川」で入札して、同じ「黒川」で出札するのはルール違反だ。

このルールはけっこう有名で、YouTubeなどで「一筆書き 切符」などと検索すると、鉄なユーチューバーが、いろいろ動画を上げているので、参照してほしい。

ところで、ずんべ は、1年ほど前から「ジモティー」というサイトを利用している。
ジモティーでは、品物の受け渡しは、ヤフオクやメルカリなどと違い、基本的に手渡しで行う。
原則として、渡す人が指定する場所に、受け取る人が出向いて行って、受け渡しを行う。
この際、多くの場合、受け取る人は、車、バイク、自転車などで受け渡し場所に来るのだけれど、たまに電車などの公共交通機関で来るという場合がある。
その場合、この「一筆書きルール」を利用すると、受け取る人は支払う運賃を最小限に抑えられる可能性がある。
こうだ。

渡す側が駅まで出向き、改札口越しに品物を受け渡す。

駅にもよるけれど、改札口の横あたりに、柵などで区切られてはいるけれど、荷物の受け渡しができる形の改札口があれば、これができる。

スケール

たとえば、受け取る人が「黒川」、渡す人が「金山」だとする。
受け取る人は、以下の様に移動する。

①「黒川」で入札/乗車し、右回りで「金山」に行き、下車する。
②「金山」で、改札口越しに品物を受け取る。
③「金山」で乗車し、右回りで「名城公園」まで行き、下車/出札する。

これで、駅1区の運賃で品物を受け取れる。

もし、「名城公園」から「栗川」を歩けなくても、一旦改札を出て、「名城公園」から「栗川」まで乗ればいい。
この場合は、往路も帰路も各駅1区分、計2区分の運賃で品物を受け取れる。

せっかくジモティーを使って、安くモノを手に入れているのだから、移動の運賃も節約しないとね。

WAKWAKの回線速度が異常に遅い

ずんべ は、インターネットに プロバイダ WAKWAK 経由で、「NTT西日本 フレッツ光ネクスト隼」で接続している。
しばらく前から、あきらかな回線速度の低下が感じられるようになった。
しばらく、「遅いな、遅いな」と思いながら使っていたのだけれど、オンデマンドでの配信はまともに視聴できないし、ソフトウェアのダウンロードも途中で止まるほどの状況になった。

これはいくらなんでもと思い、回線速度を計測してみた。

BNRスピードテスト

結果は…

回線速度計測(夜)

へ?

100Kbps ?

回線は「フレッツ光ネクスト隼」で、理論最大速度は1Gbpsだぞ。
なのに、回線速度がキロ?
理論最大速度の1万分の1だと?
なんだそれ?

とりあえず、LAN内を疑ってみる。

モデム、回線終端装置、ルーター、スイッチングハブを電源断し、再起動してみる。
効果なし。

LANケーブルを交換してみる。
効果なし。

パソコンから直接ルーターに接続するようにして、LAN内を最短経路にしてみる。
効果なし。

深夜~未明に回線速度を計測してみると、時間によっては悪くない速度が出ている。

回線速度計測(深夜~未明)

更に、一時的な現象ではない事を確認するために、数日間、同様に計測してみる。
結果は、常に同じパターンだ。

朝:1Mbps
昼:1Mbps
夜:100Kbps
深夜:80Mbps

深夜に80Mbpsの速度が出る事、毎日同じパターンである事から考えて、LAN内の設備の問題ではない。
プロバイダの問題か、NTT光回線網の問題か、のいずれかしか考えられない。

BNRスピードテストのサイトには、画面の左上に「TraceRoute」というボタンがあり、向こうからこちらにトレースルートをしてくれる機能があるので、試してみる。
結果は...。

トレースルート(100Kbps)

こちらに近づくにつれ、速度が低下していく。
xephion.ne.jp、wakwak.com、wakwak.ne.jp が遅く、特に最後の wakwak.ne.jp が異常に遅い。
ちなみに、xephion.ne.jp とは、おそらくこれ。

XePhion

wakwak.com、wakwak.ne.jp は、プロバイダのこれ。

WAKWAK

XePhionも、WAKWAKも、提供会社は NTT-ME である。
つまり、回線速度後遅い直接原因は NTT-ME の設備と考えられる。

ところで、50Mbps程度の速度が出ている状況の時に「TraceRoute」を実行してみると、次の様な結果になった。

トレースルート(50Mbps)

この結果によると、XePhion の部分は 100Kbps の時と大差ないが、最後の wakwak.ne.jp の部分が速くなっている事が分かる。
つまり、この最後の wakwak.ne.jp がボトルネックであると考えられる。
つまり、プロバイダの設備が原因としか考えられない。

WAKWAK のサポートに電話をし、上記の状況を説明する。

ここ数ヶ月、夜の時間帯の回線速度は激烈に遅い。100Kbps~200Kbpsしか出ていません。
LAN内の機材の電源断、再起動を試しました。
朝、昼、夜、深夜の各タイミングで回線速度の計測をしてみると、朝昼は1Mbps程度、夜は100Kbps程度、深夜から未明でないと80Mbpsが出ません。
これでは、使い物になりません。
調査をお願いできますか。
ここ数日間のNTT光回線網は問題ないようです。
しかし、あきらかに速度が遅い状況です。
先に説明した通りの状態ですので、LAN内の設備がおかしいという事は考えられません。
どう考えてもサービス提供側の問題だと思います。
NTT光回線網の問題ではないとすれば、WAKWAKの設備の問題という事ですか?
回線速度の計測はどこでされましたか?
BNRです。
そうですか...。
仰る通り、お客様の設備の問題ではないと思います。
先ほどの通り、NTT光回線網の問題はないと思います。
従いまして、弊社の設備の問題であると思われます。

WAKWAK が、自身の設備の問題であると認めた
WAKWAK の方から回線速度を計測したサイトを聞いてくるあたりや、何の調査をする事も無くすらすらと問題点を回答してくるあたり、いとも簡単に自社の設備の問題だと認めるあたりなどからして、既に相当数のクレームが入っているという事がうかがえる。
更に聞く。

私が回線速度を計測した段階で、既に速度が遅い状態が何ヶ月も経過していると考えられます。
インターネットで検索してみると、少なくとも半年以上前から速度が遅い状態になっていると考えられます。
100Kbpsという速度は、昔のピーヒョロヒョロと繋いでいたアナログ回線の速度に毛が生えた程度の速度でしかありません。
この状態は「サービスが提供できている状態」ではないと思いますが、いつ改善される予定ですか?
申し訳ございません。現時点では、いつ改善するという事は申し上げられません。
いや、もう、何ヶ月も遅い状態が続いているのですよね?
それなのに、改善される状況がわからないというのはどういうことですか?
100Kbpsですよ。1Mbpsにすら届いていないのですよ。公称速度の1万分の1ですよ。
いつ改善されるのですか?
申し訳ございません。現時点では、いつ改善するという事は申し上げられません。
よろしければ、他社プロバイダに乗り換えるとかをご検討いただけませんでしょうか。

「他社プロバイダに乗り換えろ」とは、WAKWAK は何をバカな事を言っているのだ。
サービス提供を放棄する気か。

-----
本題とは逸れるが、このフレーズ、どこかで聞いた事がある。
弁護士だ。
弁護士は、何か問題が発生すると「自分を解任してください」と言う。
アホか。「私が解任」じゃないだろ、「自分で辞任」しろ。
辞任して、責任を認め、ペナルティを受けて(お金を返して)、はじめて責任を逃れられるんだ。
解任させようとするのは、利用者に責任を押し付けて逃げようとする行為だ。
逃げたいのなら、辞任しろ。
-----

WAKWAK も同じことを言ってきたのだ。
私が「自ら他社プロバイダに乗り換える」という事は、WAKWAK から見たら「ずんべが勝手に乗り換えたのだから、私に責任はない」という発言だ。考えがミエミエである。ふざけるな。
この一言で、WAKWAK に対する信頼はがくっと落ちた。

残念な事に、ずんべ は固定IPアドレスを契約している。
固定IPアドレスを変更すると、ひじょうに大きなコストをかけて、様々のサーバの設定変更しなければならないので、そうおいそれとはプロバイダを変更できない。

仕方がないのでもう少し様子を見てみようとは思うが、はっきり言って半年も改善しないような状況で、今後改善されるとは思えない。
今しばらくだけ待ってみようと思うが、100Kbps程度の速度しか出ないようなら、お金を払う価値はないと思うので、固定IPアドレスを変更するコストをかけてでもプロバイダを変更しなければならないかもしれない。
そして、一旦 WAKWAK を離れる状況になったら、二度とWAKWAKと契約する事はない。


このブログを読んだ WAKWAK 会員の方は、回線速度を計測してみよう。

そして、回線速度が遅いのであれば、WAKWAK のサポートに電話をしてクレームを入れよう!
上記の通り、現状で WAKWAK から提供されているサービスは、品質が非常に悪い。我々ユーザは、異常に遅い回線を高い料金で買わされているのである。
我々ユーザが声を上げ、WAKWAK にわからせよう!


■2017/06/01追記

このエピソードを書いてから約2ヶ月半が経過したが、まったく改善される様子がない。
夕方以降は、現在でも 100Kpbs~200Kbps 程度しか速度が出ない。
利用者に対して、未だに何の報告もない。
最低だ。

読書メーターのブログ・パーツ V2

このエピソードの続き。

読書メーターのブログ・パーツ

読書メーターのサイトがリニューアルされた。

読書メーター
読書メーター

このブログでは、ページの右下に読書メーターに登録した読んだ本の情報を表示しているのだが、読書メーターが提供しているブログ・パーツは不具合があって、更新内容が正しく反映されないので、自作のブログ・パーツで情報を表示している。
リニューアル後用のブログ・パーツがあればと思うのだが…リニューアル後のサイトでは、ブログ・パーツのダウンロード・ページなどが見当たらない。

そういう事で、自作のブログ・パーツをリニュアル後用に改修する事にした。
自作のブログ・パーツは、非ログインでも参照できるユーザのマイ・ページにアクセスしてHTMLをダウンロードし、「読んだ本」「読んだページ」「感想・レビュー」をHTMLから抽出している。

bookmeter-1

リニューアル前後で基本的な構造は同じようなので、アクセスするURLと、抽出するための正規表現を書き換えた。
ついでに、出力する値を3桁のカンマ区切りに変更。

ブログ・パーツ

とりあえず、これでOK。

飲み放題で小ハマリ

いわゆる「飲み放題」で小ハマリしたのでメモ。

新年会の幹事を仰せつかった。
店は、参加者からのリクエストで「風来坊」に決まっていた。

風来坊
風来坊

まず、どの店舗にしようかと調べたところ、風来坊は日曜定休日の店舗が多く、予定していた日に営業していた「名駅センチュリー豊田ビル店」にした。

名駅センチュリー豊田ビル店

この店舗は、コースの予約は12人以上というルールがあるので、12人で予約を入れた。

ところが、新年会では人数が集まらず、11人での開催になった。
この店舗のルールは、コースは12人以上という事になっているので1人足りない。
そこで、参加メンバーに「500円づつ余計に出してもらう」了承を貰い、12人の予約のまま(12人分の支払いのまま)で、11人での開催にする事にした。

さて、当日、店員がこう言う。

現在、11人の様ですが、もう1名は後からみえますか?

私は、こう答えた。

すみません、11人のままでお願いします。料金は、予約の通り12人分支払います。

これに対して、店員はこう言う。

11人ですと、飲み放題をお付けできません。
お料理は12人分でお出しさせて頂きますが、お飲み物は個別の注文になります。

へ?

いや、予定通り、支払いは12人分ですよ。
料理も12人分、飲み放題も12人分。参加者が11人というだけだよ。

店員の答えは...。

申し訳ございません、人数が足りない場合、飲み放題はお付けできないのです。

意味がまったくわからない。どういう事?
しかし、これから新年会というところでゴタゴタやっても仕方がないので、参加者の方に「ごめん、飲み物は個別でお願いします」と了解を得て、スタートする事にした。
すげー、モヤモヤする。

で、新年会がスタートしかかったところで、店員がこのような事を言う。

店長より、今回は特別にOKが出ましたので、飲み放題をお付けさせて頂きます。

ん~? 「特別にOK」? よくわからん。
しかし、これから新年会というところでゴタゴタやっても仕方がないし、ともかくも飲み放題が付くというので、参加者の方に「ごめん、飲み放題を付けてくれるそうです」と伝達し、新年会をスタートした。
やっぱり、すげー、モヤモヤする。

新年会そのものは終了。
会計をし、解散となった。

しかし、翌日になっても、まだモヤモヤする。
11人分の支払いに対して、12人の参加で飲み放題が付けられないなら理解できるが、どうして12人分の支払いに対して11人の参加で飲み放題が付けられないのだ? 店は何も損しないではないか。

どうにもモヤモヤするので、電話をしてなぜダメなのかを聞いてみた。
答えは…

実は、以前に次の様な事が多発しまして…。
たとえば、20人分の支払いに対して、18人が来店し、来店した18人が、「余分に払った2人分以上を取り返せ!と言わんばかりに無茶飲みをする」。
もちろん、飲み放題と設定している以上、「飲み放題」なのですが、他のお客様にも迷惑がかかる状況もひじょうに多く発生したので、人数が少ない場合は、飲み放題の設定を外させて頂いております。
「相手を見てくれよ、そんな無茶飲みするように見えるか?」とか、お客様に言われる事もあるのですが、特定のお客様だけにOKを出すと、それで来店されて、同じ状況が発生してしまうので、基本的にはお断りさせて頂いております。
申し訳ございません。

やっぱり意味がわからない。
そんなの、20人の支払いに対して20人の参加でも、元を取ろうという考えなんて同じじゃないか。
そもそも、「飲み放題」を謳っているのだから、客がどれだけ飲もうが関係ないだろう。飲めるt量に上限があるなら、そもそも「飲み放題」を謳うべきではない。
一般的に考えて、実際に参加している人数よりも多い人数分の支払いをするのであれば、断られる理由などない。

ちなみに、その後、風来坊の他の店舗(3店舗)に電話して、以下の事を聞いてみた。

予約について教えてください。
たとえば、20人で予約して、当日に2人の欠員が出たとします。
その場合、料金などはどうなりますか。

答えは3店舗ともこうだ。

お食事の料金は20人分でお願いします。
飲み放題に関しては、18人分で計算させて頂きます。

普通の答えが返ってきた。
やはり、名駅センチュリー豊田ビル店の対応はイレギュラーだ。
おそらく過去に、何らかのトラブルがあったのだろうという事は容易に想像できるが、他の客に対しても同じ目を向けるというのは被害妄想が過ぎると思う。
現実的な話として、当日に欠員ができる事はよくある。
病気になるかもしれない。
身内に不幸があるかもしれない。
事故で来られなくなるかもしれない。
交通機関が止まるかもしれない。
そんな場合に、「人数が少ないので飲み放題は付けられません」って言われてもね…。

その店のルールであるならが仕方がないが、ぶっちゃけ、そんなメンドクサイ店は使いたくない。
幹事で店を予約する時は、こんなヘンテコリンなルールでやっている店もあるので注意しなければならないという事を知った ずんべ であった。

$0.01 USBメモリ (8) – 届かない商品

このエピソードの続き。

$0.01 USBメモリ (1) - なんだこの商品は?
$0.01 USBメモリ (2) - 大量に出品されている
$0.01 USBメモリ (3) - 検出システムを構築
$0.01 USBメモリ (4) - 商品が届いた!
$0.01 USBメモリ (5) - 中国製メモリの品質はどうか
$0.01 USBメモリ (6) - この価格で販売されている理由
$0.01 USBメモリ (7) - 不良品に対するストアの対応

Aliexpress からの商品の購入では、商品の品質以前の問題がある。
それは「商品が届かない」という問題だ。

現在時点で87個の $0.01 USBメモリを購入したが、まだ10個が届いていない。
このうち7個が、購入してから1ヶ月以上、ほぼ2ヶ月が経過しても、まだ商品が到着していない。

たとえば、一番最初に購入したこの商品。
この商品は、実はまだ届いていない。

$0.01 USBメモリ

追跡は、だいたい、以下のように進むのだが…

(1).Picked(商品をピックアップ)
(2).In transit(国内輸送)
(3).Origin leaving(発送国から出発)
(4).Destination arrived(目的国に到着)
(5).Delivered(配送完了)

この商品を追跡コードで追跡すると、こうなっている。

配送追跡

約2ヶ月が経過して、まだ「In transit(国内輸送)」だ。

一応、ストアには問い合わせてはみるが、ほぼ間違いなく「辛抱強く待ってくれ」という回答が来る。
そして、追跡がこの状態で留まっている場合、経験則上、ほぼ間違いなく商品は届かない。

一定期間経過しても商品が届かない場合、以下の画像の「Reminder:」の「1」に書かれているように、「Open Duspute」に移行する事ができるようになる。

ステータス

しかし、だ。
そもそも論として、「商品が届かない場合、Open Dispute に移行して返金で処理する」という発想がおかしいと思う。
Aliexpress にしろ、ストアにしろ、「Open Duspute」への移行は、最後の手段と考えるべきであって、商品が届いていないなら、代替商品を発送して解決をするべきだろう。「Open Duspute」に移行して返金をするというなら、代替商品を発送すればいいではないか。

代替商品を発送してこれば「★★★★★」の可能性があるが、商品が届かないのであれば、当然の事ながら評価は「★」しかあり得ない。
購入者は、その商品を手に入れたいから購入するのであるから、商品が手に入らないのであれば、返金をされても解決にはならない。

どうして代替商品を発送して解決するのではなく、返金をして解決ができたと考えているのだろうか。
不思議だ。

--

ちなみに、ひどいものだと、こんな状態で放置されている場合もある。

Your order has been successfully cancelled

配送情報に「Your order has been successfully cancelled」と書かれている。
もちろん、私がキャンセルしたのではないし、そもそも、配送の依頼主ではない私が配送をキャンセルする事などできない。配送をキャンセルしたのは、配送の依頼主、すなわち、ストア以外にはあり得ない。
つまり、ストアが、勝手に配送をキャンセルしたのである。
そして、その連絡は無い。

それをストアに指摘すると…

ずんべ → ストア

まだ商品が届きません。
「配送情報」には、以下のように書かれています。
本当に商品は届くのですか?
-----
2016.08.02 12:05 (GMT-7): Your order has been successfully cancelled
-----

平然と、こんな回答が返ってくる。

ストア → ずんべ

Oh! システムの問題かもしれません。
返金します。

何が「システムの問題かもしれません」だ。見え透いた嘘を言うなよ。
勝手に配送をキャンセルしておいて、連絡もせずにおいて、そのまま2ヶ月も放置しておいて、それを指摘されたら「返金する」とか、おかしいだろ。
意図的に発送をキャンセルし、システムのせいにして $0.01 での販売を逃れようとしているのがミエミエだ。
もちろん、本当にミステイクであった可能性はある。しかし、そうであるなら、ストア側のミスで発送されていないという事なのであるから、当然の事ながら、対処は「再度発送いたします」であるべきだろう。「返金する」などという対応はあり得ない。
当然の事ながら、評価は最低の「★」となる。

「お国柄」だと言えばそれまでなのかもしれないが、どう考えたら、このような対応で高い評価がもらえる(信頼される)と思うのだろうか。
不思議だ。

--

ところで、先のエピソード「$0.01 USBメモリ (5) - 中国製メモリの品質はどうか」で、到着している商品をチェックした結果、初期不良率は 7.79% であると書いた。
これは、届いた商品を検査した結果、すなわち、商品そのものの品質を表しているのだが、商品が届かなかった場合も、結果として「その商品が使えない」という事になる。更に言うと、商品を検査する云々以前に、そもそも商品が届かないのであるから、商品が届いて初期不良である事よりもタチが悪いと言える。
サービス全体として、結局として購入した商品が使えない確率はどうなのだろうか。

これまでに購入した $0.01 メモリは87個。このうち、購入してから1ヶ月未満で到着待ちと考えられるもの3個を除くと、対象は84個。
届いた商品のうち、検査でエラーを検出したものは6個。そもそも商品が届いていないものは7個。合計は13個。
計算すると、使えない商品である確率は、なんと 15.48% だ。
はっきり言って、まったく話にならない確率だ。
また、先のエピソードにも書いたけれど、使い始めてからエラーとなる商品がある事を忘れてはいけない。全体としては、18%~20%は使えないと考えるべきだと思う。

中国サイト、中国ストア、中国製品を信頼/信用して購入できるようになるまでは、まだまだ多くの時間を必要とするようだ。

 

一連記事:

$0.01 USBメモリ (7) – 不良品に対するストアの対応

このエピソードの続き。

$0.01 USBメモリ (1) - なんだこの商品は?
$0.01 USBメモリ (2) - 大量に出品されている
$0.01 USBメモリ (3) - 検出システムを構築
$0.01 USBメモリ (4) - 商品が届いた!
$0.01 USBメモリ (5) - 中国製メモリの品質はどうか
$0.01 USBメモリ (6) - この価格で販売されている理由

到着している77個のうち、6個がエラーになった事は先に書いた。
この6個の不良品をどうするか。

価格は $0.01 なので、捨ててしまってもいいと言えなくはない。
しかし、価格が $0.01 であっても、Aliexpress から正規に購入した商品である。
また、これも先に書いた通り、この商品は「無償でもらった」ものではなく、ストアの都合(自分のストアの商品を上位に表示したいという都合)で販売されているものである。
考え方としては、バーゲンセールで出される、いわゆる「目玉商品」と何も変わらない。
仮にストアが、$0.01 としているバリエーションだけを、他のバリエーションと分離して、「別の商品として販売」しているのであれば、プレゼントやギフトの商品と捉え、「まぁ、仕方ない」と考えてもいいとは思うが、ストアは、他のバリエーションの商品を有利に販売するために $0.01 という価格設定をしているのであり、すなわち、ストアの都合だけでこの価格を設定しているだけの事であるから、購入者には何の非もない。
従って、購入者としては遠慮する必要はないと考える事にし、6個のエラーとなった商品は、代替商品を送るように求める事にした。

以下は、ひとつのストアとのやりとりだ。

まず、届いた商品をチェックしたところ、エラーが検出された事を連絡する。

ずんべ → ストア

商品をチェックしました。
残念ながら、チェック・ツールで確認したところ、多数のエラーが検出されました。

ストアの回答は…

ストア → ずんべ

「H2testw」をダウンロードして、USBメモリをFAT32でフォーマットしてください。

わかったよ。
「H2testw」をダウンロードして、FAT32でフォーマットし、そのツールでチェックを実行してみる。

ずんべ → ストア

「H2testw」でチェックしました。
残念ながら、多数のエラーが検出されました。

これに対するストアの回答は、こうだ。

ストア → ずんべ

43.7 GByte OK
Flash memory vendors are using decimal arithmetic:1MB = 1000KB,1G = 1000MB
calculated, the operating system using binary arithmetic:1MB = 1024KB,1GB = 1024MB;
so there are some differences between display capacity and nominal capacity of flash memory product
4G is about 3.6G;
8G is about 7.2G ;
16G is about 14.4G ;
32G is about 28.8G;
64gb is about 58.8G

「3.7GBの容量があるからOKだ。」と言っている。
何を訳の分からない事を言っているのだ。
最初から容量の事など問題とはしていない。私は「エラーを検出した」と言っているのだ。
私が使用した「Check Flash」でも、ストア自身が指定してきた「H2testw」でも、エラーが検出されているではないか。

思わず汚い言葉が出てしまった。

ずんべ → ストア

何を言ってるの?
「容量」は問題とはしていない。

その回答は、こうだ。

ストア → ずんべ

Flash memory vendors are using decimal arithmetic:1MB = 1000KB,1G = 1000MB
calculated, the operating system using binary arithmetic:1MB = 1024KB,1GB = 1024MB;
so there are some differences between display capacity and nominal capacity of flash memory product
4G is about 3.6G;
8G is about 7.2G ;
16G is about 14.4G ;
32G is about 28.8G;
64gb is about 58.8G

ひとつ前とまったく同じ回答が返ってきた。
アホか。
中国ショップとの、こんな不毛なやりとりが何度も続く。
あきらかに不良品ではないか。グダグダ言わずに、さっさと代替商品を送ってこい。

以前にエピソード「Aliexpressで大ハマリ」でも書いたが、たとえ届いたものが不良品であったとしても、正しい対応がなされるならば、「★★★★★」もあり得る。
しかし、ストアは、自分でチェック・ツールまで指定してきておいて、そのツールでもエラーが検出されたにも関わらず、問題を「容量」にすり替えて逃げようとした上、代替商品を送ってこなかった。
中国ショップのレベルはひじょうに低い。

当然の如く「Open Dispute」に移行となり、返金となった。
当たり前だが、こんなショップに高い評価は与えない。
こういったストアの対応をレビューに書いた上で、評価は最低の「★」とした。

こういったレベルの低いショップは早く淘汰されてほしいものだ。

--

ちなみに、エラーを検出した6個すべてについて代替商品の発送を依頼したが、このうち5つのストアは、ほぼ前述の対応に終始し、代替品を送ってこなかった。
最終的には、すべて「Open Dispute」に移行となり、返金となった。
もちろん、これらのショップの評価は、すべて最低の「★」だ。

ここで、ひとつのストアだけが、代替商品を発送し、追跡コードを連絡してきた。

代替商品を発送し、追跡コードを連絡してきた

こんな「当たり前の事」で喜ぶのもどうかとは思うが、まともな対応をしないストアばかりの中で、きちんと代替商品を発送してくるストアは評価に値する。
ただ…ただ…ひじょうに残念な事に、送られてきた代替商品も、チェックでエラーが検出されてしまった。

残念な事に、代替商品でもエラーが検出されてしまった

しかし、結果として使える商品は送られてこなかったが、きちんと代替商品を発送し、追跡コードを連絡してきたことは評価に値すると思うので、「★★★★」とする事にした。

届いた商品が不良品であったとしても、正しい対応がなされるならば評価されるという事を早く理解してほしいと思う。

 

一連記事:

$0.01 USBメモリ (6) – この価格で販売されている理由

このエピソードの続き。

$0.01 USBメモリ (1) - なんだこの商品は?
$0.01 USBメモリ (2) - 大量に出品されている
$0.01 USBメモリ (3) - 検出システムを構築
$0.01 USBメモリ (4) - 商品が届いた!
$0.01 USBメモリ (5) - 中国製メモリの品質はどうか

ところで、なぜ送料込み $0.01 などという価格で販売しているのだろうか。
もちろん、こんな価格設定で利益が出るはずなどない。
もちろん、Aliexpress のストアは、ボランティアをやっているわけでもない。
なぜ、$0.01 で販売しているのだろうか。

我々購入者は、商品を購入する時「価格が安い順」に並び替えをして商品を探すという事をよくする。
Aliexpress では、容量の異なる商品が、同一の商品のバリエーションとして表示されている。

USBMEM-20

この商品の場合、$0.01(4GB) から $13.00(64GB) までのバリエーションがある。
商品の一覧を「価格が安い順」で並び替えをした場合、最安値である $0.01 が使われるようだ。
おそらく、設定できる価格の最低値は $0.01 なのだろうから、この商品は「価格が安い順」で並び替えをすると、$0.01の商品は、常にトップに表示される。
こんな感じだ。

USBメモリを「価格が安い順」で並び替え

しかし、実際に売っていないのに、$0.01 の商品があるかの如く表示するのは、おそらく不当表示となるのだろう。
だから、在庫を1個に設定して、実際に商品を販売しているから不当表示ではないという事なのだろうな。

もちろん、在庫が0個になれば、そのバリエーションは購入できなくなる。

USBMEM-22

この商品の場合、4GB/Black というバリエーションが、1個だけ販売された商品となる。
ちなみに、その1個を購入したのは私だ。わっはっは。(^^)

$0.01 USBメモリ

当該バリエーションの商品が売り切れになり、購入できない状態になっても、バリエーションとしては有効で、「価格が安い順」で並び替えをすると、販売できなくなっている $0.01 で並び替えが行われる。
要するに、商品1個を捨て値で販売する事で、商品を上位に表示させることができるという事である。

こういったストアの手法は、少々姑息な気がしないでもないけれど、見方を変えれば、Aliexpress の実装をうまく活用しているとも言えなくもない。

 

一連記事:

$0.01 USBメモリ (5) – 中国製メモリの品質はどうか

このエピソードの続き。

$0.01 USBメモリ (1) - なんだこの商品は?
$0.01 USBメモリ (2) - 大量に出品されている
$0.01 USBメモリ (3) - 検出システムを構築
$0.01 USBメモリ (4) - 商品が届いた!

大量にUSBメモリがあるのはよいが、これらはすべて中国製。
中国製と言えば、気になるのは品質だ。

現在時点で、購入した87個のうち、77個のUSBメモリとSDカードが到着している。
その全品について検査を行う事にする。

検査に使用したツールはこちら。

Check Flash 1.16

「論理ドライブとして」「読み書きテスト」「無限に実行」を設定して検査をスタート。
すべてのメモリについて、最低4パスのチェックを行い、一度もエラーが検出されなかったものをOKとする事にする。

チェック開始。

チェック開始

エラーを検出すると、こんな感じになる。

エラーを検出 エラーを検出

全品の検査を行った結果は、77個中、6個がエラーとなった。
初期不良率は 7.79% だ。
高い。
$0.01 で販売されているUSBメモリは、(推測ではあるが)そもそも、製造時の検品で落とすか落とさないかのギリギリのものなのであろうけれど、それでも、商品として販売されているものであるのだから、少なくとも最初の検査くらいはパスする程度の精度で検品してほしいものだ。

いずれにしても、中国製のメモリは、ひじょうに信頼性が低い
今回の検査は、あくまでも初期不良を検査したのであって、この検査をパスしたからといって、安心して使えるというものではない。
実際、この検査をパスした後、使ってみたら、認識しなくなったり、エラー検出されるようになったメモリが何個か出現した。もちろん、これは実際に使用したメモリにおいて発生したのであって、使用していないメモリは、潜在的に故障する可能性がある事になる。控えめに見ても、購入したUSBメモリ/SDカードのうち、10%~15%は使えないと考えるべきだと思う。

もちろん、Aliexpress には、価格の高いUSBメモリ/SDカードも販売されており、これらの価格の高い商品では、もう少し事情が違うのかもしれないが、それでも、販売されている商品なのであるから、10個中1個が使えない状態というのは「品質が悪い」としか言えない。

 

一連記事:

$0.01 USBメモリ (4) – 商品が届いた!

このエピソードの続き。

$0.01 USBメモリ (1) - なんだこの商品は?
$0.01 USBメモリ (2) - 大量に出品されている
$0.01 USBメモリ (3) - 検出システムを構築

さて、購入したUSBメモリ、本当に送られてくるのだろうか。
しばらく待っていると…来た!

$0.01 USBメモリ

送られてくるのか!
正直言うと、送料込み $0.01 の商品なんて信用していなかったので、送られてこないものと思っていたのだが、商品が届いた。驚きだ。

と、いう事で、箱を用意。

箱を用意

他の商品も本当に送られてくるのだろうか…。しばらく待っていると…2個目も来た!

$0.01 USBメモリ

その後も続々と届く。

続々と届く 続々と届く

そして、箱にはUSBメモリがどっさりと…。

どっさり

自分で購入しておいて言うのもナンだが、この大量ものUSBメモリ、どうしよう?

 

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$0.01 USBメモリ (3) – 検出システムを構築

このエピソードの続き。

$0.01 USBメモリ (1) - なんだこの商品は?
$0.01 USBメモリ (2) - 大量に出品されている

続々と $0.01 USBメモリが出品されてくる。

$0.01 USBメモリ

そのほとんどが在庫数1個だ。
ほとんどの場合、$0.01 USBメモリの在庫数は「1個」なので、タイミングを逃すと購入できない。

よし、Aliexpress め。相手になってやるぞ。
ずんべ は現役プログラマだ!
検出システムを構築して、$0.01 USBメモリをごっそり購入してやる。

という事で、プログラムを準備する事にする。
プログラムの概要はこうだ。

(1).Aliexpress で検索をかけて、$0.01 のUSBメモリ、SDカードを表示するURLを準備する。

こんなURLだ。

格安のUSBメモリを一覧するURL
格安のSDカードを一覧するURL

(2).準備したURLのページを取得する。

(3).取得したページのHTMLを解析し、商品名や価格などの情報を取り出す。

(4).新しい $0.01 USBメモリを検出したら、携帯に通知メールを発信する。

(5).上記の(2)~(4)を cron で繰り返し実行する。

やっている事そのものは別に難しい事はなく、システムとしては、いたってシンプルだ。
$0.01 USBメモリが出品されれば、携帯が「ピロリーン」と鳴る。

携帯に通知メールが届く

携帯が鳴ったら Aliexpress にアクセスして、その商品を購入だ。
行け行けドンドン!

すべてが $0.01 ではなく、すべてが 4GB ではないが、激安で販売されているUSBメモリを購入。2週間ほどで、これだけの数を購入する事に成功した。

購入数

USBメモリ、SDカードを合わせて、合計87個、340.896GB分のメモリを購入。
これだけのメモリを購入したが、その購入価格は $2.51。このエピソードを書いている時点での為替レートは $1=100円 くらいなので、これだけ購入しても、日本円でわずか250円ちょっとだ。

すべての商品について、「Shipped」メールが着信した。
一応、発送されてくるようだが…ホンマかいな。

 

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