【山歩き・滝巡り】
前山
このエピソードの続き。
前山(まえやま、岐阜県、標高1351m)に登ってきた。
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登山口への道は、普通の乗用車では腹を擦るのではないかというくらい、かなり荒れていた。
荒れているという事は、山としては人気の無い山なのだろうか。
ちょっと不安がよぎる。
ハラハラしながら車を走らせ、なんとか登山口に到着。
登り始める。
笹の葉で埋められた登山道を登る。
途中、「徳ノ城址」という城跡があった。
規模からして、城というよりは砦なのであろうと思う。
このあたりから、徐々に急勾配になり始める。
かなりキツい。
加えて、尾根の両側は崩れ落ちているところが多く、大木の根などによって辛うじて登山道の形態を保っているような箇所もあり、踏み外すと、そのまま何十メートルも落ちてしまう様な箇所もあり、かなり怖い。
しかも、登っても登っても、頂上に近づいていかない。GPSが不安定なんだろうか。
息を切らしながら、なんとか頂上までたどり着いた。
が…どうも様子が変だ。
看板には、「前山 1350.7M」と書かれているのだが…頂上という感じがしない。
そうか、ここは頂上ではなく、尾根の分岐点だ。
ここまで、山の頂上に向かって登っていたのではなく、尾根の分岐点に向かって登っていて、頂上を迂回する形になっていたから、登っても登っても頂上に近づかなかったのか。
気を取り直して、90度進路を変えて、更に尾根伝いに進み、頂上を目指す。
…って、道しるべはたくさん縛ってあるので道には迷わなそうだけれど、その道がまったく見えないんですけど!
道無き道を進んで、今度こそ頂上に到着。
けっこう苦労した。
前山は、あまり人気のない山のようだ。