【ハードウェア】

サーバの電源ユニットを交換

ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる…
ぐぅ~ん、ぐるる…ぐるる…
異音が聞こえる。
ハードディスクの故障した異音ではない。
ファンが故障している音だ。

サーバに耳を当てて、どのサーバのファンが故障したのか探す。
音源のサーバの筐体を開けてファンを取り外してみたのだが、ファンは問題無く動作している。

ファンは異常なし

よく音を聞いてみると、異音の発生源は筐体のファンではなく、電源ユニットに内蔵されているファンだった。
電源ユニットを分解して、ファンの交換をトライしてみる事にする。

電源ユニットを分解 電源ユニットを分解

取り外してみると…予備パーツに同じ規格のファンはあったのだが…

同じ規格のファンはあったのだが… 同じ規格のファンはあったのだが…

コネクタの形状が違う。(T_T)
ファンのコネクタって、何で共通規格じゃないんだろ?
手元にある予備パーツのファンは、ことごとくコネクタの形状が違う。
なろー。

コネクタの形状が違う

コネクタを付け直すのもめんどくさいので、電源ユニットごと交換してしまう事にする。
廃棄予定のサーバから電源ユニットを取り外す。

電源ユニットを取り外す

電源容量などを確認して、サーバに電源ユニットを移植する。

電源ユニットを移植する

電源オン!
よし、パチッともせず、モクモクもせず、無事、起動した。(^^)

無事、起動した

移植した電源ユニットは少し古いマシンのものなので、ハードディスク用の電源はATA用のコネクタしかないので、S-ATAの分岐ケーブルでハードディスクに給電。

S-ATAの分岐ケーブル

修理完了!

512GB SDカード(超怪しい)

怪しいチャイナ・サイトで、こんなものを見つけた。
容量512GB(512MBではない)のSDカード。
しかも、この容量で、価格は驚きの18.4ドル!

512GB SDカード

怪しい、怪しすぎる。
でも、18.4ドルなら…買ってみるか。

と、いう事でポチってみた。

512GB SDカード

う~ん、「ADATA」って書かれているけど…よく見るとラベルが曲がってる。
実に怪しい。
PCに接続してみると、おぉ、488GB(約512GB)と認識された。

10GBのサイズのファイルをいくつかコピーしてみる。
数十GBコピーしたところで頻繁にエラーが出る。
信頼性はかなり低い。

50GBのサイズのファイルをコピーしてみる。
今度はエラーは出ないのだが、50GBをコピーするのに5時間以上かかる。遅い。
class 10 のはずなのに、2MB/秒しか出ていない。
512GBをコピーしようとすれば、軽く丸2日以上が必要だ。
ぶっちゃけ、この転送速度では使い物にならない。

それでも辛抱強く待っていると、コピーには成功した。
信頼できるのかできないのか、さっぱりわからない。

512GB SDカード

コピーしたファイルどうしをコンペアしてみると、これがまた時間がかかるのだが、エラーは検出されなかった。
一応、正しくコピーできているようだ。

もう一度コピーをやり直してみようと、ファイルをすべて削除して、再びアクセスしてみると…アクセスできなくなってしまった。
PCを変えてみてもアクセスできない。
まったく認識されなくなってしまった。
なろー!

これは初期不良やろ!という事で、ショップに交換を求めてみた。

Although I tried to use the SD card, error occurs frequently during the copy.
Tried on multiple PC, but has occurred in any PC.
Today, SD card is no longer recognized by the PC.
Was tried on multiple PC, but it is not recognized in any PC.
I will probably initial failure.
Please replace the goods.

チャイナ・サイトらしく、何回かメールを送って、やっと回答が来た。

Please apply for a refund

え? 普通に返金とか、商品の交換で応じてくれないの?
Open Dispute しろって事?
一応、確認のメールを送ってみる。

Is a confirmation.
(1). In the "alternative shipping" but, Are you sure you want that it is that corresponding to the "return the money"?
(2). The procedure?
Are you sure you want if you proceed by clicking the "Open Dispute"?

回答は…。

yes

なんとも、そっけない。

と、いうわけで、Open Dispute に移行し、全額返金を要求。
数日して、AliExpressからメールが来た。

The dispute reached an agreement

「The dispute reached an agreement for Order No.XXXXXXXXXX」と記載されており、ショップは要求を受け入れたという事らしい。
返金は、カードでの請求を取り消す形になるのだろうけど、カード会社から連絡は来るのかな?

メールには、「within 7-10 working days」と書かれているので、しばらく待ってみる。しかし、2週間が経過しても、どこからも連絡がないので、クレジットカード会社に連絡して、請求がどのようになっているかを確認してみると…。

AliExpressからは、取り消しの依頼が届いていますが、請求そのものは既に出てしまっていますので、一旦引き落としはされます。
取り消し分については、翌月にマイナスをさせて頂く形になります。

と、いう事で、一件落着。
まぁ、しかし、512GBが18.4ドルなんて、どう考えてもまともな製品であるわけがないわな。

短いSDカードアダプタ(その2)

このエピソードの続き。

短いSDカードアダプタ

更に短いSDカードアダプタが到着したので、試してみた。

T-flash TF Card to Micro SD card adapter Module for Raspberry Pi V2 Molex deck

T-flash TF Card to Micro SD card adapter Module for Raspberry Pi V2 Molex deck

通常のサイズ、前回購入したサイズ、今回購入したサイズを並べると、こんな感じ。

SDカードアダプタ サイズ各種

パーツが小さい上に可動部品があって、マイクロSDカードの取り付けは、とても気を使う。

マイクロSDカードの取り付け マイクロSDカードの取り付け マイクロSDカードの取り付け マイクロSDカードの取り付け

Raspberry pi Type B に取り付けてみると、こんな感じ。

Raspberry pi に取り付けてみる

取り付けた状態を並べてみるとこんな感じ。

取り付けた状態

$0.99 送料無料とは思えないクオリティだ。
基板の切り面に多少バリがあるが、これは致し方ないところか。

基板の切り面に多少バリがある

満足の商品だった。

短いSDカードアダプタ

Raspberry pi の Type A、Type B は、挿入するSDカードが標準サイズで、普通にSDカードを挿入すると、不恰好に飛び出してしまう。
こんな感じに。

標準サイズのSDカードを刺す

もう少し、この飛び出しがなんとかならないかとWEBでいろいろ検索してみたら、こんな商品があった。

[amazon isize="large"]B00KG1QBA6[/amazon]

おぉ、短いSDカードアダプタなんてあるんだ。
しかし、価格が1200円する。ちょっと高いなぁ。

更にWEBでいろいろ検索してみたら、安い商品があった。

For MacBook Pro/Air MicroSD Card Adapter TF to Short SD Adapter Support 64GB Blue

For MacBook Pro/Air MicroSD Card Adapter TF to Short SD Adapter Support 64GB Blue

$1.89、送料無料。安い。

しかし…このサイトは中国系で、正直、怪しい。
実は以前にも、このサイト内の別のショップで購入した事があるのだが、なかなか商品が届かず、問い合わせをしても応答がなく、「Open Dispute」を申請するところまで行ってしまった事がある。

しかし、人柱になる覚悟で、200円なら捨ててもいいやと割り切って、ポチってみた。
すると…早々にショップからメッセージが入った。

It takes 15 to 50 days to arrive. The tracking will not work because it requires extra charge to have it work. Please trust us. Get back to us if you don't receive it in 50 days after your purchase.
Thanks

ざっと翻訳すると、こんな感じ。

到着まで15~50日かかります。
トラッキングは機能しません。
私たちを信頼してください。
50日経過しても商品が届かない場合は連絡してください。

いきなりジャブを打ってきた。
う~む。
怪しい気もするが、本当に親切なショップなのかもしれない。
ビミョーな感じだ。
しかし、仕方がないので、気長に待つことにする。

メッセージに書かれていた通り、5日経っても10日経っても郵便追跡は機能しない。

郵便追跡は機能していない

う~む、ヤラれたか…という不安もよぎるが、$1.89ごときの金額の詐欺をするとも思えないし、「The tracking will not work.」と最初に連絡してきているのだし、ここは「Please trust us.」を信じて待つことにする。

で…辛抱強く待って、30日かかって商品が到着した。
ちなみに、商品が到着しても、未だに郵便追跡は機能しない。郵便追跡がまったく機能しないとは、いったい、どういう方法で発送しているのだろう?
まぁ、しかし、商品は無事届いた。

早速開封し(開封と言っても、プチプチ付きの封筒に、そのままアダプタが入っていた。まぁ、送料込 $1.89 だからな…)、通常サイズのSDカードと比較してみる。

サイズを比較 サイズを比較

むむ…思ったほど短くないな。
Raspberry pi に刺してみる。

短いサイズのSDカードを刺す

確かに短いが、まだ飛び出している。
イマイチだな…。
しかし、SDカードアダプタとしては問題なく使えた。

ここで、facebookのグループ(Raspberry Pi JAPAN)で、Raspberry pi 用の、もっと短いSDカードアダプタがあるという情報がもたらされた。
これだ。

T-flash TF Card to Micro SD card adapter Module for Raspberry Pi V2 Molex deck

T-flash TF Card to Micro SD card adapter Module for Raspberry Pi V2 Molex deck

$0.99、送料無料。安い。
と、いう事で、再びポチってみた。
商品が届いたら、またレポートしようと思う。

ちなみに、Amazonでも、ほぼ同等の短さの商品が販売されていた。

[amazon isize="large"]B00BMH68CO[/amazon]

しかし、価格は1100円と、やはり、ちょっと高い。
とりあえず海外サイトで $0.99 の商品をポチったので、こちら待ち。

日立 FLORA PX/VE 退役

社内で稼働中の最古マシン、日立 FLORA PX/VE を退役させることにした。

 日立 FLORA PX/VE

このマシンは、ずんべ が会社を立ち上げた時にメインの開発マシンとして使っていたもの。
スペックはこんな感じ。
ぶっちゃけ、マシンの性能的には、ちっこい Raspberry pi やスマホに、まったく勝てないレベル。

CPU: Pentium 100MHz
後に MMX Pentium 166MHz ODPにパワーアップ
メモリ: SIMM 最大128MB
HDD: 最大2GB

開発PCとして3年くらい使い、WEBシステム開発用のWEBサーバとして使用し、開発用には使えないほど非力さを感じるようになってからは、社内用DNSサーバ/NTPサーバ/メールサーバとして稼働させていた。
最近は、社内サーバを ESXi を使用したVM環境に移行/統合し、社内用NTPサーバ/メールサーバは、VM環境上の新しいサーバに移行し、社内用DNSサーバとしてのみとして稼働させていた。

社内用DNSサーバのみ残して稼働させていたのは、DNSの設定を新しいサーバに移すのがメンドクサイなぁ、というだけの理由だったのだが、社内DNSサーバのためだけに稼働させておくのは、少なからず余分な電気も使うので、重い腰を上げて社内DNSサーバをVM環境上のサーバに移し、このマシンは退役させることにした。

このマシンの運用中、CPUファンの故障、ネットワ―クカードの故障、電源ユニットの故障、と、いろいろ故障はしたけれど、その都度、パーツを調達して修理して動かしてきた。
現状でも、動く/動かないであれば、まだ動く。
しかし、エコ推進、経費節減もあるので、退役させることにした。
よく今まで動いてくれた。
そして、いろいろ勉強させてもらった。
感謝、感謝のマシンである。

MMX Pentium 166MHz ODP。

MMX Pentium 166MHz ODP

ぎっしり刺してあるけれど、合計128MBしかないメモリ。

メモリ128MB

故障に備えてストックしてあったハードディスクも、容量2GBなので、今となってはまったく使い道がなく、すべて、お役御免。
と言うか、こんなにストックしてあったのに、このマシンに接続されていたハードディスクは10年以上故障しなかった。昔のハードディスクは強い。

スペアのハードディスク

ラストコマンドは、もちろん、これ。

# shutdown -h now

今までありがとう。

Raspberry pi の OS を pidora に変更

このエピソードの続き。

Raspberry pi をシンクライアント端末に

先にセットアップした時は、手元に空いているSDカードが2GBしかなかったので、最新版のOSが入れられなかったのだが、新たに8GBのSDカードを購入したのでOSを最新版に変える事にした。

これまでは Debian系の raspbian を使っていたが、今回は Fedora 系の pidora をインストールしてみる事にした。
raspbian と同じく、イメージをSDカードに焼き込み、Raspberry pi を起動。

うん、起動した。

PIDORAを起動

日本語入力も設定できた。
まぁ、シンクライアント端末として使うので、日本語を入力する事はないと思うのだが…(^^;。

日本語入力

リモートデスクトップでWindowsにも接続できた。

リモートデスクトップに接続

よしよし。

Raspberry pi をシンクライアント端末に

このエピソードの続き。

Windows Thin PC

超低スペックなPCに Windows Thin PC をインストールして、シンクライアント端末として使用していたのだが、その超低スペックなPCが故障してしまった。
新しいノートPCを購入してもいいのだけれど、せっかく準備したVM環境も無駄にしたくない。
かと言って、適当なノートPCもない。

そこで、手元で余っている Raspberry pi をシンクライアントとして使えないかと考えた。
シンクライアントとして使用するには、とりあえず、VNC系のクライアントか、リモートデスクトップのクライアントが必要だが、どちらも存在しているようだ。
VM環境側にVNCサーバを新たにインストールするのは避けたいので、リモートデスクトップのクライアントで試してみる事にする。

手元にある Rasbperry pi は、最新の B+ ではなく、ひとつ前の B。
実用に耐えるパフォーマンスが出るかわからないが、とりあえず、やってみる。

OSである rasbian は、2014/09/09 版が出ている。
最新版は容量2GBのSDカードにはインストールできないらしいが、手元に適当な容量のSDカードが無いので、ひとつ前の 2013/02/09 版をインストール。

リモートデスクトップ接続(1)

ネットワークやssh許可などの初期設定を行い、続けて、rdesktop をインストール。

sudo apt-get install rdesktop

リモートデスクトップに接続。

sudo rdesktop -f -u (ID) -p (パスワード) (SERVER)

リモートデスクトップで接続できた。

リモートデスクトップ接続(2)

さすがに開発用としてはストレスが溜まるであろうレベルではあるが、ちょっとネットを見てみるといったくらいには、思ったほどストレスは感じない。
スクロールさせるとパラパラ感はあるが、イラっとするほどではない。
とりあえず、これで行く事にする。

マイクソソフトマウスの交換品が到着

このエピソードの続き。

マイクロソフトマウスを無償交換

マイクソソフトマウスの交換品が到着した。

どん。

Microsoft Arc Mouse

持ち運び用の袋も付属している。

モノはこれ。

[amazon isize="large"]B0098BDPOU[/amazon]

持ち運び用に折りたたむことができる。

折りたたむ 折りたたむ

USBは背面に磁石でくっつけておくのだが、それほど磁力は強くないので、落としそう。

Arc Mouse の USB

ちなみに、今、使っているマウスの Wireless Mobile Mouse 4000 は、こんな感じにマウスの底に差し込むことができて、落ちる心配はほぼ無かった。
もっとも、持ち運び用のマウスとして使っているわけではないので、USBを差し込んだのは、実は初めて。(^^;

Mouse 4000 の USB Mouse 4000 の USB

ちょっと気になるのは、電池のカバーのツメの部分がヤワそうな事。
何回か電池を交換すると、パキッと折れてしまいそう。
電池を交換する時は注意がいりそう。

電池のカバー

で、握ってみたのだが…。

握ってみた

う~ん、慣れの問題だけかもしれないけど、あまり持ちやすくない。
普通の形状にしとけばよかったかな。

マイクロソフトマウスを無償交換

ずんべ は、マイクロソフト製のマウスをメインに使っている。
これ。

[amazon isize="large"]B002MAQZEG[/amazon]

このマウスが、まったく使えない状態ではないが、故障してしまった。
センターホイールに巻かれていたゴムがちぎれて、取れてしまった。

マウスが故障

マイクロソフト製マウスは保証期間が長く、このマウスの場合、保証期間は3年間ある。
まだ保証期間内なのだが、ホイールのゴムの故障は保証の対象になるのだろうか?
マイクロソフトのサポートに電話をして聞いてみると…

本来、ホイールのゴムは保証対象外なのですが…。
交換で対応させて頂きます。

おぉ!
この「本来、ホイールのゴムは保証対象外なのですが」という前置きは、どんな故障でも付けているプリフィックスのような気がしないでもないが、交換で対応してくれるという事なので、交換してもらう事にする。
ただ、このマウスは既に生産終了となっていて在庫も無いので、以下の製品の中から選択してくれとの事。

マウス製品 一覧表

このマウスは、Amazonで2,500円くらいで購入したものだったのだが、メーカー希望小売価格は4,200円で、その価格よりひとつ上のランクまで選択できるとの事で、上限4,700円で選択してくれとの事だった。
せっかくなので、上限4,700円のマウスに絞って選ぶことにすると、選択肢は2つ。

[amazon isize="large"]B008U0IN2O[/amazon][amazon isize="large"]B0098BDPOU[/amazon]

しかし、前者(Sculpt Touch Mouse)は、接続方式がBluetoothで、ずんべのPCには接続できないので、後者(Arc Mouse)を選択。
マイクロソフトから送られてきたメールに、購入時の明細画面と保証書のキャプチャを添付、必要事項記入して返信し、手続き完了。
新しいマウスの到着が楽しみだ。

故障したマウスはどうするのかと聞いてみたら、返送は必要なく、こちらで処分してくれとの事。
故障したと言っても、ホイールのゴムが無くなっただけで、まったく使えないというわけではないので、結局、新型のマウスが1個手に入ったという事になった。
まぁ、ありがたく使わせて頂きます。

ちなみに、マイクロソフトのマウスは、以前にも交換をしている。

マイクロソフトのマウスを新品と交換

マイクロソフトのマウスは、ずんべ は気に入っていて、悪くないと思うのだが、故障率が高い。
今回交換するマウスも含め、これまでにマイクロソフトのマウスは4台購入しているが、そのうち3台が保証期間中に故障した。つまり、保証期間内に故障する確率は75%。
まぁ、保証期間内であれば新品に交換してくれるので、これでヨシと言えなくはないが、できることなら、もう少し頑丈に作ってほしいとは思う。

ESXi監視で大ハマリ (8) – あとがき(B)

このエピソードの続き。

ESXiをUSBメモリからブート
ESXi監視で大ハマリ (1) - RAIDを構築
ESXi監視で大ハマリ (2) - 警告ランプで監視
ESXi監視で大ハマリ (3) - コマンドで監視(A)
ESXi監視で大ハマリ (4) - コマンドで監視(B)
ESXi監視で大ハマリ (5) - DELLツールで監視(A)
ESXi監視で大ハマリ (6) - DELLツールで監視(B)
ESXi監視で大ハマリ (7) - あとがき(A)

ところで、DELLの OpenManage Server Administrator と OpenManage Essentials、これらのソフトウェアの挙動が、どうにも気に入らない。

(1).SNMPで情報が取得できない?

DELL曰く…

ESXiに対しては、OpenManage Essentials からSNMP経由での監視はできません。
BIOSで「IPMI Over LAN」をオンにし、BMCを設定してください。

という事なのだが、ちょっと待てよ、OpenManage Server Administrator では、ハードウェアの状態も、物理ドライブの状態も取得できている。
OpenManage Server Administrator では、IPMI など使っていないのだから、SNMPで ESXi と通信をして、情報を取得しているのと思われる。つまり、SNMPによる通信だけで、ハードウェアの状態は取得できるはずだ。

OpenManage Server Administrator で情報が取得できているのだから、OpenManage Essentials で取得できないわけがない。
単に OpenManage Essentials に、SNMPで ESXi と通信するための機能が備わっていないだけだと考えられる。

ちなみに、OpenManage Essentials の前バージョンである、OpenManage IT Assistant も、同様に ESXi からハードウェアの情報を取ることができない。

(2).ESXi 側から状態をプッシュできない(=OpenManage Essentials 側からポーリングしなければならない)

OpenManage Essentials は、ESXi 側からの通信を受けて、エラーを検出するように構成する事はできなかった。
OpenManage Essentials から、定期的にポーリングを実行して、ESXi 側に問い合わせをしなければならない。
つまり、エラーを検出しても、リアルタイムに監視サーバに報告する事はできず、OpenManage Essentials 側がポーリングするまでエラーは検出されない。

ポーリングの間隔を短い時間に設定すればリアルタイムに近くなっていくが、それでも設定できる最短時間は1分で、ポーリングの間隔を短くすれば、当然、サーバにもネットワークにも負荷がかかる。
監視対象サーバから監視サーバにプッシュする形で、エラーをリアルタイムに報告できるべきだと思うが、残念ながら、そのように構成する事はできなかった。

結局、OpenManage Essentials でできたことは…

・OpenManage Server Administrator に、
・自動ポーリング機能と
・メール送信機能が付いた。

という事になる。
苦労して監視ができるようにした割に、得られた成果は少ない。
まぁ、監視はできているのでヨシとは言えるが、積み木を積むのに、わざわざクレーン車を買ってきたような感じだ。
こんなメンドクサイ設定をしなければ監視できないのだろうか?

昨今、ESXi を導入するサーバなど、そこら中でやっているのだから、「ESXi を監視する」という事は、普通に行われるはずだ。
それならば、もうちょっと簡単に監視が実現できるようにソフトウェアを改良してほしいものだ。
正直、この程度の監視は、「IPアドレス指定」+「ボタン一発」の操作くらいで、基本設定まで完了してほしいと思う。

一連記事:

広告

まとめページ

取得した資格
登った山

広告

サイト内検索

WordPress

最近のコメント

広告

RSS

RSS 記事
RSS コメント
Server offered by
有限会社パテンティックソフトウェア
Profile for zunbe