自転車で事故ってしまった。(T_T)
片側1車線の車道を走っていた。
右側の横道で車が一時停止しているのが見えた。
左側の横道にも車が一時停止しているのが見えた。
そのまま進行。
が…右側の横道で一時停止していた車が動き出し、道を横切り出した。
「あっ!」っと思った瞬間、ブレーキをかける間もなく、まったく減速できないまま、飛び出してきた車の左側面にモロに衝突!!

ぶつかって倒れる。
意識はあるが…苦しい。
みぞおちを打たれた時のように息ができない。
懸命に息をしようとするのだが、ぜんぜん息ができず、その場でのたうち回る。
衝突した相手が車から出てきて「大丈夫ですか!」と声をかけてくる。通行人の人も「大丈夫ですか!」と声をかけてくる。
でも、息ができないので、返事どころではない。
数秒なのか数分なのかわからないが、少しづつ息ができるようになる。
息をすると脇腹が痛い。深い息ができない。
顔を上げると、目の前に衝突した車が見えた。
首を回すと、ハンドルが無残に曲がった自分の自転車が見える。
立ち上がってみる。立てた。痛みは無い。歩けそうだ。足は無事か。
立ち上がると、やはり脇腹が痛む。尻も痛い。しかし、腰に痛みは感じない。腰は大丈夫そうだ。
両腕を触ってみるが、両腕とも動くし、痛みは感じない。
車と衝突した場合、指を痛める事が多いのだが、指の痛みは感じない。大丈夫そうだ。
ヘルメットを外して見てみたが、変形などはない。頭の痛みもない。頭部は大丈夫そうだ。
ダメージが大きいのは脇腹か。肋骨くらいは折れたかも。
衝突した相手、通行人、近所の人たちが、それぞれに110番、119番してくれる。
誰かひとり、私に痛むところを聞いて、「臀部から~にかけて…」と、119番の人に説明していた。専門に近い人がいたようだ。
とりあえず、救急車が来る前に、相手の名前と連絡先を聞く。
電話番号を聞いたので、とりあえず、その番号にかけてみると、相手の携帯が鳴った。
これで、相手と連絡が取れない状況にはならないだろう。
しばらく待っていると、救急車が到着。
とりあえず、病院に救急搬送される事になった。
救急車に乗り込み、担架に寝るように言われる。
担架に寝転がると、それだけで脇腹が痛む。
まだ深く息ができないままで、救急隊員や警察官から聞かれた事に答えるのも結構しんどい。発する声もかすれる。
病院に到着。
担架のまま診察室に運ばれる。
医者が私に体の状態を聞きながら、いろいろな部位を押したり叩いたりする。
押したり叩いたりの感触はあるが、キリリとするような痛みは感じない。
肋骨の骨折を心配したが、大丈夫そうだ。
念のため、レントゲンを撮ってもらったが、骨折は見当たらず、ヒビなどもなさそう。
ふぅ…よかった…。
衝突した相手も病院に来てくれた。
警察も来て、調書を取り、サインする。
衝突した相手と名刺交換し、今後の話をして、今日は解散する事にする。
今後は、保険会社と話をするだけで、トラブルにならなければ、衝突した相手と話をする事はもうないだろうな。
一旦自宅に戻り、車を出して、事故現場に残してきた自転車を回収に行く。

前輪は曲がった状態になっており、ハンドル・バーの右は完全に曲がってしまっている。
この潰れ方だと、運が悪ければ自分の右手または右腕が潰れていてもおかしくない。
衝突した瞬間はわからないけれど、右手も含め、骨折は一ヵ所もなかったのは、幸運だった。
自転車は…残念だけど、廃車だな。
来週からは、また保険会社といろいろ話をしないといけない。
面倒だけれど、仕方がない。
がんばるぞ。
ま、しかし…。
衝突した相手がちゃんとした人でよかった。
25年前に、原付(ずんべ)×車(相手)で衝突した事があるのだが、衝突した相手は任意保険に加入してないわ、話し合いの約束した日時に無連絡で来ないわ、えらい苦労した。
今回は、衝突した相手は任意保険に加入しており、病院にも駆けつけてくれ、保険会社への連絡も迅速で、すぐに相手の保険会社から私に連絡が来た。
前回の事故とは大違いだ。
さくっと話がまとまりますように。(合唱)
あと、病院への支払いの対応について、昔とずいぶん違うな、という点がひとつ。
25年前の事故でも救急車で救急搬送されたのだけれど、手持ちのお金がなく、その場で病院に診察料を支払う事ができなかった。
病院に「事故の相手から払わせるという事ではできませんか?」と聞いたら、病院の人から「病院は、あなたを治療しているのですから」と、冷たく言い放たれた。要するに、とりあえず被害者が建て替えなければならないという事だ。
ところが今回は、「とりあえず、1000円でも2000円でもいいので、少しだけ立て替えて頂ければ、後は保険会社と話をしますので」と、少しの支払いのみで済んだ。
もっとも、前回の事故の時は、接触した相手は任意保険に加入していなかったので、それができなかったのかもしれないが、相手は病院に来なかったので、病院は相手が保険に加入しているか否かを知らないはずなので、おそらく、昔は、とりあえず全額を被害者が建て替えなければならなかったのだろう。
こういう制度の変化は、とてもありがたい。