絶歌

「絶歌」を読んだ。

絶歌
絶歌



いろいろ批判の書籍だけれど読んでみた。

前半では、自身をあえて自虐的に書いているが、その意図がわからない。
人を殺した原因が、自身のおかしな性癖のせいとでも言いたいのか。

後半では、出所後に自身が頑張って働いている事が書き連ねられている。
その苦労は元はと言えば自分自身の行いの結果であるとは言え、まぁ、がんばっているのでしょう。
しかし、後半で残念な一節がある。
人を殺してはいけない理由として「あなた自身が苦しむことになるから」としている事。
人を殺してはいけない理由が自分自身のため?
違うんじゃないか。理解に苦しむ。

このような本を出版すること自体について、様々批判がある。
人を殺しておいて、それを題材にして本を出版するとは何事だ、と。
私も確かにそう思う。
ただ、批判の中には「人を殺した奴が」といった、「人を殺した」事そのものを批判している人もいる。
しかし、少年Aは、既に刑務所で課せられた罪を償った人間である。
後者の批判はするべきではないと私は思う。

しかし一方で、自分の周囲の人が被害者だったら、私の近くにいる人が少年Aだったら、といった話なると…「批判はするべきではない」とは、おそらく言いきれない。
加害者を許すことはできない。加害者を憎み続けるだろう。

書籍の本筋の話から外れてしまうかもしれないが、所詮人間は、こういう事件を自分とは関係ない遠い世界で起こっている事としか捉えていないと思う。
更に本筋の話から外れるが、北朝鮮の問題も、イスラム国の問題も、発展途上国の飢餓の問題も、自分とは関係ない遠い世界の事としか捉えていない。
自分に火の粉が降りかからない限り、他人事だ。

そんな事ではいけないとは思うんだがな…。
そんな事を考えさせられる書籍だった。

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