シンクライアントを最新 Raspbian の最小構成で

このエピソードの続き。

Raspberry pi をシンクライアント端末に
Raspberry pi の OS を pidora に変更

シンクライアント用の Raspberry pi は、OS を pidora にしていたのだけれど、いつの間にか pidora は標準のラインナップから外れてしまい、ダウンロードできなくなってしまっている。
pidora を選択したのは、単に ずんべ が Debian系より Fedora系の方が慣れているというだけの理由だったのだけれど、ラインナップから外れているとなると、後々のメンテナンスがしんどくなるので、OS を raspbian に戻すことにした。

Raspberry pi Type B + Raspbian Jessie 4.1

これまでは、Raspberry pi 自身でも X-Window 環境上でブラウザを起動して使用できるように構成していたのだけれど、今回は、シンクライアントのみの機能を実装すると割り切って、裏の Windiws に RDP で接続するためだけの機能に絞る事にする。

また、最新の raspbian はサイズが大きくなっていて、SDカードは 4GB 以上を求められるのだけれど、2GB のSDカードに押し込んでシンクライアントを構築してみる事にする。
ぶっちゃけ、最近のSDカードは、4GB でも 8GB でも、安い信頼性の劣るものなら300円、信頼性のあるものでも800円くらいで購入できる。チャイナなサイトであれば、200円台のものもある。そんなケチケチせずに 4GB とか 8GB のSDカードを使ったらどうだ、とは思うのだけれど、そこはビンボー人ずんべ、手元に 2GB のSDカードが何枚も余ってしまっているので、これらの廃物(!)を利用してシンクライアント端末に仕立てたいと思う。

さて、このブログを書いているタイミングでは、Raspbian は3種類がダウンロードできる。

Raspbian Jessie 4.1
Raspbian Jessie Lite 4.1
Raspbian Wheezy 3.18

このうち、2GB のSDカードへの焼き込みができるのは、Jessie Lite だけなので、これを使う事にする。
このイメージは、最小構成で raspbian が書き込まれるが、これに必要なプログラムを追加でインストールして、シンクライアント端末にする事にする。

SDカードに Jessie Lite を書き込み、Raspberry pi を起動。

まず、raspi-config を起動して、「Expand Filesystem」を実行する。

# raspi-config

Expand Filesystem

実行前と実行後。容量が 1.3GB から 1.8GB まで拡張された。

$ df -h | grep /dev/root
/dev/root 1.3G 931M 262M 79% /
$ df -h | grep /dev/root
/dev/root 1.8G 931M 795M 54% /

続いて、必要なソフトウェアをインストールする。
今回は、シンクライアント端末に特化する事にして、以下のソフトウェアをインストールする事にし…

X-Window
RDPクライアント

以下のソフトウェアはインストールしない事にする。
今回は、RDPクライアントを全画面モードで起動し、キオスク・モードの様に動かすので、X-Window上でアプリを切り替える事は想定しない。すなわち、ウィンドウ・マネージャは必要ないので、少々乱暴かもしれないけど、これはインストールしない。

日本語環境
ウィンドウ・マネージャ

まず、X-Windowをインストールする。

# apt-get install x-window-system

続いて、RDPクライアントをインストールする。

# apt-get install rdesktop

.xinitrc を作成する。

$ vi ~/.xinitrc
#!/bin/sh
rdesktop -f -z -k ja 192.168.XXX.XXX -u ***** -p *****

ちなみに、指定しているオプションは以下の通り。

-f:フルスクリーン(全画面)で起動。
-z:通信を圧縮して行う。
-k:キーボード・レイアウトを日本語とする。
-u:アカウント
-p:パスワード

アカウントにログインしたら、X を起動してしまうようにする。
.bashrc の末尾に、以下の1行を追加。

$ vi ~/.bashrc
startx

前述の通り、Raspberry pi に日本語環境は入れないけれど、接続するキーボードは106キーボードなので、キーボード・レイアウトを設定する。
raspi-config で設定を変更できないのかと思うけれど、なぜか raspi-config では106キーボードを選択できないので、設定ファイルを直接編集する。

# vi /etc/default/keybord
XKBMODEL="jp106"
XKBLAYOUT="jp"

Raspbery pi を再起動し、ログインする。
自動的に X が起動、RDPで裏の Windiws に接続。
成功!

リモート・デスクトップ画面

最終的に、使用容量は 1.1GB に収まり、空き容量は約660MB。シンクライアントとして使用するには十分でしょう。

$ df -h | grep /dev/root
/dev/root 1.8G 1.1G 661M 62% /

よしよし。
これでしばらく運用してみよう。

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    2015/12/17 16:23

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