【読書】

夏のロケット

「夏のロケット」を読んだ。

夏のロケット (文春文庫)
夏のロケット (文春文庫)



いいなぁ。夢を持ち続けて、その夢を実現できる行動力!
技術、時間、資金、ヒトのすべて揃うというチャンスを掴める人はほんのひと握りだとは思うけれど、やはり、チャンスが訪れないか、夢見てしまう。
ずんべ自身は、一応、起業して、夢が叶ったとは言えるけれど、この作品の登場人物のように、様々な葛藤や、様々な人間関係に揺さぶられ続けている。
そんな実社会がこの作品では表現されているような気がした。

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少年A 矯正2500日全記録

「少年A 矯正2500日全記録」を読んだ。

少年A 矯正2500日全記録 (文春文庫)
少年A 矯正2500日全記録 (文春文庫)



神戸連続児童殺傷事件の加害者、少年Aが逮捕されてから仮釈放されるまでのドキュメンタリー。
以前に、少年A本人が書いた「絶歌」を読んだが、この書籍は、少年Aを矯正した側の立場で書かれている。
様々な問題提起がされ、ひじょうに興味深い内容だった。

(1).強制されたといっても、それは矯正教育に関わった人の主観であり、客観的に証明しようがない

これは、少年Aに限った話ではなく、他の受刑者でも同じで、いくら優良な受刑者であっても、矯正したか否かは刑務所側の職員の主観でしかなく、本当に矯正したのか、犯罪者である部分が精神の中に残っているのか、証明はできない。
その事は、刑期を終えたものが再犯者として再び投獄されるケースが多々ある事でも示されている。
刑務所は、犯罪者に対して罰を与えるだけが目的ではなく、犯罪者を矯正して社会復帰させる意味も持ち合せていると思うが、そもそも刑期は裁判の段階で決まってしまう。裁判官の判断によって「反省の態度が見られない」といった理由で長い刑期となる事はあるかもしれないが、犯罪者をその刑期で矯正できるという意味ではない。
ずんべの個人的な意見としては、どんなに軽い犯罪を犯した者でも、矯正できない者(釈放しても再犯に陥る者)は、矯正できるまで釈放の道を閉ざしてもいいと思う。
逆に、どんなに重い罪を犯した者でも、矯正できたものは、釈放の道を開いてもいいと思う。
もちろん、刑務所に収監する事は刑罰の意味もあるし、被害者の心情も考慮すべきではあると思うので、単純に矯正したか否かだけでは決められないとは思うけれど、考慮すべき事ではないかと思う。

(2).日本では被害者の人権より加害者の人権を尊重することに熱心である

これはよく報道されている、加害者の実名や写真の公表が規制され、被害者の実名や写真が公表されるという話ではなく、被害者は自らの安全を守るために、被害者や地域の住民が、加害者の情報を知る権利があるという話である。
加害者を手厚く守り、矯正させることを国家プロジェクト的に扱うが、少年Aの状況は、何の報告もされないまま、法務省側のみの判断によって釈放に至る。被害者や住民側から見たら「犯罪者が野に放たれる」感覚だろう。
少年Aを国家プロジェクト的に特別扱いするならば、同じパワーで被害者を扱わなければ、被害者側から見たら、犯罪者の守る事だけに力を費やしているように見えるだろう。
少年法の理念というものはあるのだろうけれど、被害者側の立場にも立つべきだと思う。

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告白

「告白」を読んだ。

告白
告白



登場人物それぞれの視点で物語が進行する。私的には新しい読感でおもしろかった。
しかし、ラストはちょっと強引すぎないかい?
爆弾がある事がどうしてわかった?
爆弾の隠し場所がどうしてわかった?
専門家でもないのにどうやって爆弾を無効化した?
そして、専門家でもないのにどうやって爆弾を再び有効化した?
まぁ、そんな細かい事はどうでもいっか。

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恋しても

「恋しても」を読んだ。

恋しても (角川文庫)
恋しても (角川文庫)



う~ん、なんだか、よくわからない。
結局、お化け(亜由子)は何なのだ?
最後のオチは、お化けと慶子が何か絡む結末なのかと思ったら、物語的には、何か伏線があって絡んだわけでもない。
何年かして読み直したら新しい発見がある事を願って、本棚にしまっておくことにする。

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なぜ都市が空襲されたのか―歴史の真実と教訓

「なぜ都市が空襲されたのか―歴史の真実と教訓」を読んだ。

なぜ都市が空襲されたのか―歴史の真実と教訓 (光人社NF文庫)
なぜ都市が空襲されたのか―歴史の真実と教訓 (光人社NF文庫)



第二次世界大戦では、戦略爆撃によって、さまざまな都市が焼かれた。もちろん日本もB29の大編隊によって多くの都市が廃墟と化し、広島、長崎は原爆によって壊滅した。
この書籍は、民間人を焼き尽くす都市爆撃が戦争だとしても許されるのかというモラルを問うている。
しかし、史実の紹介、疑問符を投げかけるにとどまり、著者としてどう考えるのかまでは言及されていないのは少々残念。

 

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キケン

「キケン」を読んだ。

キケン (角川文庫)
キケン (角川文庫)



この作品は、短編集と考えればよいのかな?
しかし、個々の物語は、どうにもオチがイマイチな気がする。
最初の恋愛物語は、エッチを拒否られて終了。これがオチ?
ラーメンたくさん売りました。
ロボット自爆しました。
最後の回想では、冒頭の恋愛物語の彼女が奥さん役で登場とかも期待したのだけれど、それもなかったし。
う~ん、ちょっとポイントあげられないな。

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天空の救命室:航空自衛隊航空機動衛生隊

「天空の救命室:航空自衛隊航空機動衛生隊」を読んだ。

天空の救命室: 航空自衛隊航空機動衛生隊 (文芸書)
天空の救命室: 航空自衛隊航空機動衛生隊 (文芸書)



むむむ、ちょっと思っていた内容と違った。
航空機動隊が飛行機で飛び回って活躍する話がメインで、飛行機の中での物語を中心に話が進むと思っていたのだけれど、地上での物語が多かった。まぁ、航空機動隊の隊員の物語なので、別に外れているとは思わないけれど、タイトルにも「天空」と付いているので、機上での物語を期待してしまった。

物語は、ゴリゴリの「救命」話ではなく、有川浩ばりの恋愛話がたくさん出てくる。
登場人物のキャラクターもいろいろで、おもしろい。
ずんべ が住む名古屋市近辺を中心とした物語というのも親近感が持てる。

ただ、物語中、一点気になった描写がっあった。
—–
除細動装置、いわゆるデンキショックの準備だ。
通電すると、患者の身体が反って跳ねる。
—–
いやいや、除細動器はデンキショックを与える機械だが、目的は心臓を止める事であって、心臓を蘇生させる事ではない。
細かいところだけど、ちょっと気になった。

しかし、全体としてはマル。
おもしろかった。

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止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記

「止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記」を読んだ。

止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記
止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記



自身の意思とは関係なくオウムに呑み込まれ、利用され、迫害を受け、おそらく常に監視され、たいへんな人生だと思う。同情はする。
しかし、親が犯罪者でも、子どもが犯罪者でも、兄弟が犯罪者でも、その親類が悲惨な状況になる事は、残念ながら仕方がない。特にオウムの場合、幹部や実行犯だけに留まらず、組織として行動を起こす可能性がある以上、たとえ本人が「私は関係ない」と言っても、そう簡単に受け入れられないのは当然だと言える。
かわいそうだとは思うが、頑張って逆境を跳ね返し、生きていってほしいと思う。

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掟上今日子の備忘録

「掟上今日子の備忘録」を読んだ。

掟上今日子の備忘録
掟上今日子の備忘録



テレビドラマを先に観て、「お♪ なかなかおもしろいじゃん!」と言う事で、図書館で予約して借りてみた。
登場人物のキャラクターは、原作とテレビドラマで微妙に違うというところにギャップを感じながらも、おもしろく読む事ができた。
ツッコミどころはたくさんある(寝れば忘れてしまう事が分かっているなら、エコーダで記録しながら行動するとか、いろいろ方法あるやろ、みたいな根本的なところとか)けれど、エンタテイメントな作品としては、とても楽しい作品だった。

シリーズも読んでみるかな。

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ミグー25ソ連脱出―ベレンコは、なぜ祖国を見捨てたか

「ミグー25ソ連脱出―ベレンコは、なぜ祖国を見捨てたか」を読んだ。

ミグー25ソ連脱出―ベレンコは、なぜ祖国を見捨てたか (1980年)
ミグー25ソ連脱出―ベレンコは、なぜ祖国を見捨てたか (1980年)



ミグ25の函館強行着陸事件は、ずんべ が小学校低学年の頃の話なので、その事件そのものの記憶はないが、プラモデルが好きだった ずんべ は、模型雑誌で函館のカバーが被せられたミグ25のジオラマが鮮明に記憶に残っている。

ミグ25は、チタン合金はほとんど使われておらず、電子装置も真空管が使われていると聞いていて、西側の戦闘機と比較して、さまざまな技術面で、かなり遅れていると思っていたのだけれど、この書籍を読んで考えが変わった。
チタン合金が使われておらず、真空管が使われているなど、技術的に遅れていたとしても、当時のソ連軍がミグ25に求めていた性能である、超高高度を飛来する高速偵察機/高速爆撃機を迎撃できる性能を実現したという点は、技術者の努力の賜物なのだろうと思う。
過去の日本においても、遅れた技術を用いてゼロ戦をはじめとして、当時として世界の戦闘機を凌駕し得る戦闘機を開発したが、それとオーバーラップするように感じる。

いろいろソ連軍の内情も書かれているが、この書籍は1980年、すなわち、亡命事件の4年後に発刊されており、西側のプロパガンダの臭いを少し感じる。おそらく、書かれている事の多くは事実なのだろうけれど、東西冷戦のさなかに発刊された書籍である点で、ある程度引き算して読まなければいけないのかな、とは思う。

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