【読書】

ある憲兵の記録

「ある憲兵の記録」を読んだ。

聞き書き ある憲兵の記録 (朝日文庫)
聞き書き ある憲兵の記録 (朝日文庫)



実際に憲兵だった者の告白書。

アメリカ人は黒人を奴隷として使い、ドイツ人はユダヤ人を虐殺し、日本人は中国人をなぶり殺しにした。日本に限らず、どこの国にでもある黒歴史。そして、どこの国でも、当時はそれが当たり前で、何らの疑問を持つ余地もなかったのだろう。
戦争そのものしかり、憲兵の残虐行為しかり、気付いた時には取り返しのつかない状況で、声を上げれば自分が殺される立場になってしまう。

過去にはドイツ、イタリア、日本、少し前ではイラク、現在では北朝鮮、どの国においても、国民が望んでならず者国家にしたわけではない。気が付いた時には手遅れの状況になっているのである。現在の日本においても、いつ過去の黒歴史に戻ってしまうかもしれない危険ははらんでいる。国民は、自分達自身のために、国家を見張らなければならない。

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93番目のキミ

「93番目のキミ」を読んだ。

【文庫】 93番目のキミ (文芸社文庫)
【文庫】 93番目のキミ (文芸社文庫)



物語としては、ロボットが感情を持ち、人間との友情が芽生え、最後は別れがやってくるという王道の展開。
しかし、単なる友情物語だけでなく、ロボットが人間によって操られて人間を傷つける時間が発生する。ロボットは感情があるが故に、道具として見られる存在ではなく、危険な存在として扱われてしまう。
現在の技術では、ロボットが艦上を持つことは、まだまだ先の話であるが、未来の世界において、感情を持ったロボットはいったい何者となるのだろうか。しばらく答えは出そうにない。

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泥の蝶 インパール戦線死の断章

「泥の蝶 インパール戦線死の断章」を読んだ。

泥の蝶 インパール戦線死の断章 (幻冬舎文庫)
泥の蝶 インパール戦線死の断章 (幻冬舎文庫)



悪名高いインパール作戦の実話集。
前世代の兵器を携行し、食料、弾薬、医薬品が欠乏した最悪の状況で、強力で装備充実な英軍と戦う。
銃剣突撃一辺倒の司令部の命令に従って突撃し、英軍の戦車、機関銃になぎ倒されていく。
勝ち目のない戦いを強いられる日本兵。
読めば読むほど腹が立つ。
インパール作戦を指揮した牟田口廉也は終戦まで生き延び、インパール作戦で何万人もの日本兵の命を奪いながら、自決もせず、何の責任も負わないまま生き続けた。死去する数年前からは、インパール作戦は正しかったと自己弁護をしていたらしい。
何万人もの兵士の命を預かる立場にいた人間なのであるから、自身の行動には責任を持つべきだ。
死んでいった日本兵はさぞ悔しい事だろう。

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爆撃機恐るべし―WW2航空機の意外な実態

「爆撃機恐るべし―WW2航空機の意外な実態」を読んだ。

爆撃機恐るべし―WW2航空機の意外な実態 (光人社NF文庫)
爆撃機恐るべし―WW2航空機の意外な実態 (光人社NF文庫)



B-25、B-26、九十七重爆、飛龍を爆撃機中心に描かれているが、爆撃機そのものにるいてではなく、各爆撃機が開発された背景や、採用された背景などが書かれている。
なかなかおもしろい視点だと思う。

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夏のロケット

「夏のロケット」を読んだ。

夏のロケット (文春文庫)
夏のロケット (文春文庫)



いいなぁ。夢を持ち続けて、その夢を実現できる行動力!
技術、時間、資金、ヒトのすべて揃うというチャンスを掴める人はほんのひと握りだとは思うけれど、やはり、チャンスが訪れないか、夢見てしまう。
ずんべ自身は、一応、起業して、夢が叶ったとは言えるけれど、この作品の登場人物のように、様々な葛藤や、様々な人間関係に揺さぶられ続けている。
そんな実社会がこの作品では表現されているような気がした。

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少年A 矯正2500日全記録

「少年A 矯正2500日全記録」を読んだ。

少年A 矯正2500日全記録 (文春文庫)
少年A 矯正2500日全記録 (文春文庫)



神戸連続児童殺傷事件の加害者、少年Aが逮捕されてから仮釈放されるまでのドキュメンタリー。
以前に、少年A本人が書いた「絶歌」を読んだが、この書籍は、少年Aを矯正した側の立場で書かれている。
様々な問題提起がされ、ひじょうに興味深い内容だった。

(1).強制されたといっても、それは矯正教育に関わった人の主観であり、客観的に証明しようがない

これは、少年Aに限った話ではなく、他の受刑者でも同じで、いくら優良な受刑者であっても、矯正したか否かは刑務所側の職員の主観でしかなく、本当に矯正したのか、犯罪者である部分が精神の中に残っているのか、証明はできない。
その事は、刑期を終えたものが再犯者として再び投獄されるケースが多々ある事でも示されている。
刑務所は、犯罪者に対して罰を与えるだけが目的ではなく、犯罪者を矯正して社会復帰させる意味も持ち合せていると思うが、そもそも刑期は裁判の段階で決まってしまう。裁判官の判断によって「反省の態度が見られない」といった理由で長い刑期となる事はあるかもしれないが、犯罪者をその刑期で矯正できるという意味ではない。
ずんべの個人的な意見としては、どんなに軽い犯罪を犯した者でも、矯正できない者(釈放しても再犯に陥る者)は、矯正できるまで釈放の道を閉ざしてもいいと思う。
逆に、どんなに重い罪を犯した者でも、矯正できたものは、釈放の道を開いてもいいと思う。
もちろん、刑務所に収監する事は刑罰の意味もあるし、被害者の心情も考慮すべきではあると思うので、単純に矯正したか否かだけでは決められないとは思うけれど、考慮すべき事ではないかと思う。

(2).日本では被害者の人権より加害者の人権を尊重することに熱心である

これはよく報道されている、加害者の実名や写真の公表が規制され、被害者の実名や写真が公表されるという話ではなく、被害者は自らの安全を守るために、被害者や地域の住民が、加害者の情報を知る権利があるという話である。
加害者を手厚く守り、矯正させることを国家プロジェクト的に扱うが、少年Aの状況は、何の報告もされないまま、法務省側のみの判断によって釈放に至る。被害者や住民側から見たら「犯罪者が野に放たれる」感覚だろう。
少年Aを国家プロジェクト的に特別扱いするならば、同じパワーで被害者を扱わなければ、被害者側から見たら、犯罪者の守る事だけに力を費やしているように見えるだろう。
少年法の理念というものはあるのだろうけれど、被害者側の立場にも立つべきだと思う。

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告白

「告白」を読んだ。

告白
告白



登場人物それぞれの視点で物語が進行する。私的には新しい読感でおもしろかった。
しかし、ラストはちょっと強引すぎないかい?
爆弾がある事がどうしてわかった?
爆弾の隠し場所がどうしてわかった?
専門家でもないのにどうやって爆弾を無効化した?
そして、専門家でもないのにどうやって爆弾を再び有効化した?
まぁ、そんな細かい事はどうでもいっか。

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恋しても

「恋しても」を読んだ。

恋しても (角川文庫)
恋しても (角川文庫)



う~ん、なんだか、よくわからない。
結局、お化け(亜由子)は何なのだ?
最後のオチは、お化けと慶子が何か絡む結末なのかと思ったら、物語的には、何か伏線があって絡んだわけでもない。
何年かして読み直したら新しい発見がある事を願って、本棚にしまっておくことにする。

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なぜ都市が空襲されたのか―歴史の真実と教訓

「なぜ都市が空襲されたのか―歴史の真実と教訓」を読んだ。

なぜ都市が空襲されたのか―歴史の真実と教訓 (光人社NF文庫)
なぜ都市が空襲されたのか―歴史の真実と教訓 (光人社NF文庫)



第二次世界大戦では、戦略爆撃によって、さまざまな都市が焼かれた。もちろん日本もB29の大編隊によって多くの都市が廃墟と化し、広島、長崎は原爆によって壊滅した。
この書籍は、民間人を焼き尽くす都市爆撃が戦争だとしても許されるのかというモラルを問うている。
しかし、史実の紹介、疑問符を投げかけるにとどまり、著者としてどう考えるのかまでは言及されていないのは少々残念。

 

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キケン

「キケン」を読んだ。

キケン (角川文庫)
キケン (角川文庫)



この作品は、短編集と考えればよいのかな?
しかし、個々の物語は、どうにもオチがイマイチな気がする。
最初の恋愛物語は、エッチを拒否られて終了。これがオチ?
ラーメンたくさん売りました。
ロボット自爆しました。
最後の回想では、冒頭の恋愛物語の彼女が奥さん役で登場とかも期待したのだけれど、それもなかったし。
う~ん、ちょっとポイントあげられないな。

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